『SHERLOCK』共同クリエイター、キット・ハリントン主演でアーサー・コナン・ドイルの物語を脚色へ

『ゲーム・オブ・スローンズ』のキット・ハリントンが、『SHERLOCK/シャーロック』のクリエイターと共にアーサー・コナン・ドイルの物語を脚色すると、米Colliderが伝えている。

再びドイルの世界に!

ドイルが19世紀後半に生み出し、時代を超えて愛される名探偵シャーロック・ホームズを現代に蘇らせたドラマ『SHERLOCK』で共同クリエイターを務めたマーク・ゲイティスが、再びドイルの世界に戻ってくる。

ゲイティスが新たに脚本に着手したのは、ドイルによるミイラを題材にした短編「競売ナンバー 二四九」。英BBCは「A Ghost Story for Christmas(原題)」というホラー企画を年に一度展開しているが、『Lot No.249(原題)』はその最新作になるとのこと。主演は『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウ役で知られるキットが務める。

「競売ナンバー 二四九」は、ドイルが1892年に発表した作品で、オックスフォード大学の学生が生きたミイラに遭遇する話である。主人公はアバクロンビー・スミスという大学生。彼は、エジプトの考古学が好きな学生エドワード・ベリンガムが、所有するミイラ(ロット番号249)を使って自分と敵対する相手を攻撃しているのではないかと疑い始める…というストーリーだ。

1990年にはホラーオムニバス『フロム・ザ・ダークサイド/3つの闇の物語』の中で「運命249」として映像化されていて、クリスチャン・スレイター、スティーヴ・ブシェミ、ジュリアン・ムーアらが出演していた。

クリスマスシーズンに怖い話を楽しむ、かつての伝統を復活させたいというゲイティスの試み。これまでにも英国のホラー作家M・R・ジェイムズの怪談を翻案したホラーをクリスマス企画として発表してきたゲイティスは、「『競売ナンバー 二四九』は個人的にお気に入り」と話しており、力が入っているようだ。

キットのほかには、『ホワイトハウス・ファームの惨劇~バンバー家殺人事件~』のフレディ・フォックスや『ドラキュラ伯爵』のジョン・ヘファーナンの出演が発表されている。『Lot No.249』は、今年のホリデーシーズンに英BBC Twoで放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:©NYPW/FAMOUS