10年以上続く英国ミステリードラマ『ヴェラ ~信念の女警部~』では、仕事中毒で部下に対して厳しい一面を持つ、鬼上司的な刑事ヴェラが、人間の心の機微を深く読み取りながら事件を解決に導く。そんな主人公を演じるブレンダ・ブレシンが、あわや降板するところだったと明かした。英Radio Timesが伝えている。
元相棒の復帰が実現しなければ…
シーズン5から出演してきたエイデン・ヒーリー役のケニー・ドーティが、本国イギリスで先日放送終了したシーズン12をもって降板することは先日当サイトでもお伝えした通り。その降板劇がブレンダにも影響しかけたという。
「(ケニーにとって最後のエピソードとなる)『潮が満ちる時』を2022年終わりに撮影した後、降板することを決めたケニー・ドーティなしではこれ以上やりたくないと思ったの。でも、“(続投するかどうか)考えてみるわ。もしジョー・アシュワース役のデヴィッド・レオンが戻ってきてくれるなら”って言ってみた。そうしたら彼の復帰が実現したから、ここに私もいるのよ」
エイデン役のケニーがそもそもシーズン5で加わったのは、シーズン1から出演していたジョー役のデヴィッドがシーズン4をもって去ったためだった。今回、ケニーの後釜としてデヴィッドが復帰することが発表されていたが、これはブレンダのリクエストだったようだ。
「デヴィッドがシーズン4を最後に去ってしまった時、とてもガッカリしたの。だから、彼が戻ってくると聞いてすごく嬉しい。ヴェラとジョーの関係はとてもうまくいっていたから。もしデヴィッドが戻ってきてくれなかったら、私は続けていなかったでしょうね。新しい人とはやりたくないから」
無事ブレンダがヴェラとして続投してくれるシーズン13は、英ITVで1月7日(日)よりスタートする。なお、エイデン役のケニーは、降板理由について「個人として、プロフェッショナルとして新しいことを始めたい」と語っていた。日本では、本国で今年放送された最新シーズン(全5話)より、先日クリスマス・スペシャルとしてお披露目されたばかりのエピソードも含めた後半の2話(「嵐に消えた光」「潮が満ちる時」)が1月3日(水)12:00よりミステリーチャンネルにて独占日本初放送となる。(海外ドラマNAVI)
参考元:英Radio Times
Photo:『ヴェラ ~信念の女警部~』シーズン12 © ITV Studios Limited 2022/シーズン11 © ITV Studios Limited 2021/シーズン4 © ITV Studios Limited 2013