2024年1月にWOWOWで日本初上陸、初放送となる新作ドラマを一挙紹介! この月は、『FBI:特別捜査班』シーズン5が日本初上陸。さらに『グレイズ・アナトミー』でおなじみのキャストが主演する日本のミステリー小説の英国リメイクや、ニコール・キッドマン主演ドラマも登場する。
『64<シックス・フォー>~陰謀のコード~』
1月1日(月・祝)12:00より放送スタート(全4話)。
2012年に刊行されて“このミステリーがすごい!”国内編で第1位となった横山秀夫の大ヒット小説「64(ロクヨン)」を原案に英BBCがドラマ化!
スコットランドで警察官の娘が失踪したことを機に、16年前に起きた少女失踪事件の謎が再浮上。さらに新たな少女失踪事件が発生し…。過去と現在の失踪事件の関係、警察内部の隠蔽といった原作の要素はそのままに、舞台を日本からスコットランドへ移し、政界の問題も巧みに取り入れた社会派サスペンス。原作で“64”は昭和64年を意味したが、本作で“64”が何を意味するのかも注目だ。
主演は、大人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』のオーウェン役で知られるケヴィン・マクキッド。そのほかには『SHERLOCK/シャーロック』のヴィネット・ロビンソン、『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェームズ・コスモ、『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』のリチャード・コイル、『アガサ・クリスティー 無実はさいなむ』のブライアン・マッカーディー、『アウトランダー』のアンドリュー・ウィップらが出演。
グラスゴーで警察官クリスとその妻ミシェルの娘であるオリヴィアが失踪してから3週間。捜査は進まず、元潜入捜査官のミシェルは自身で調べようと単身ロンドンへ。一方、娘を捜すクリスは旧知のジャーナリスト、サマンサから呼び出される。サマンサは16年前に起きた少女ジュリーの失踪が誘拐だったと考えており、その捜査を担当したクリスの兄フィリップが何か知っているのではないかと疑っていた。クリスがジュリーの父親ジムに会いに行くと、ジムは「自分が“64(シックス・フォー)”のことを知っていたから、娘は国に誘拐されて殺された」という驚くべき主張をする。やがてサマンサの運転する車が襲われ、さらに今度はスコットランド法務大臣の娘が失踪する…。
本作放送に合わせて、同じ原作を日本で映画化した『64-ロクヨン-』前後編2部作も放送・配信される。
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』
1月6日(土)16:00より放送スタート(全8話)。
エミー賞やゴールデン・グローブ賞に輝いたミステリードラマ『ビッグ・リトル・ライズ』の原作者リアン・モリアーティ、脚本家デヴィッド・E・ケリー、主演ニコール・キッドマンという3人が再び組んだミステリードラマ。自己改革と健康を求めて謎めいたヘルスリゾートに集まった訳ありで不安定な9人が、型破りなプログラムによってますます混乱していく姿を描く。
大自然にある高級ヘルスリゾートに、自己改革と健康を求める“完全に面識のない9人”が集まり、カリスマ的な経営者マーシャのもとで10日間のプログラムを受けることに。しかしそれぞれに問題を抱える9人は型破りなプログラムを受けるうち、むしろ情緒が不安定になっていってしまい…というストーリー。サスペンスとブラックユーモアがたっぷりな大人向けエンターテインメントだ。すでにシーズン2制作が決定している。
ヘルスリゾートの経営者マーシャを演じるニコール以外にも、『ある女流作家の罪と罰』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたメリッサ・マッカーシー、『ブレット・トレイン』のマイケル・シャノン、『美女と野獣』のルーク・エヴァンス、『アリー・myラブ』のレジーナ・ホール、『コールドケース』のボビー・カナヴェイルらが顔を揃える。
カリフォルニア州郊外の大自然の中にある高級ヘルスリゾート“トランクイラム”は、ロシア出身のミステリアスな女性マーシャが経営するが、そこに自己改革や健康を求める、いずれも初対面の男女9人が集まり、泊まり込みで10日間のプログラムを受けることに。9人の目的はダイエット、自尊心の構築、夫婦仲の改善などそれぞれ異なっていた。
だが、入所初日のオリエンテーションでマーシャが“死”の話をすると参加者の一人ゾーイがパニックを起こすなど、次々とトラブルが発生。その後もマーシャは9人を観察し、当初のプログラムに変更を加えていく。その理由は何か。最終日、9人は全員“トランクイラム”から生きて帰ることができるのか…。
同作放送に合わせてニコールの特集が行われ、元夫のトム・クルーズと共演した1990年の『デイズ・オブ・サンダー』と1992年の『遙かなる大地へ』、北欧の神話や伝説を元にした2021年の『ノースマン 導かれし復讐者』、作家のヴァージニア・ウルフを演じてアカデミー賞主演女優賞を受賞した2002年の『めぐりあう時間たち』、ラース・フォン・トリアー監督と組んだ2003年の『ドッグヴィル』も放送・配信される。
『FBI5:特別捜査班』
1月20日(土)23:00より放送スタート(全22話)。
ヒットメイカーのディック・ウルフ(『LAW & ORDER』『シカゴ・ファイア』)が大都会ニューヨークのFBI支局を舞台に、爆破、テロ、誘拐など様々な凶悪犯罪に挑む捜査官たちの活躍を描く、大ヒット本格捜査ドラマの第5シーズンが、日本初上陸。
米CBSで2022年9月から2023年5月にかけて放送されたこの最新シーズンの最終話で、シリーズ通算100話目に到達。そして第16話は、スピンオフ第2弾『FBI:インターナショナル』シーズン2第16話、スピンオフ第1弾『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』シーズン4第16話と、『FBI』フランチャイズ2度目の“トリプルクロスオーバー(3部作)”となる。
相変わらず忙しいFBIニューヨーク支局だが、ジュバルが元妻との間の息子の大病に悩んだり、スコーラとニーナの関係に進展があったりと、捜査官たちのプライベートも見どころ。前シーズンで入院したマギーが第6話で復帰するのも朗報だ。
FBIニューヨーク(NY)支局では、経験豊富なマギー、中東系の“OA”ことジダンなどの精鋭捜査官たちが連携し、巨大都市ならではの多種多様な凶悪犯罪に挑み続ける。強力な爆薬C-4が闇取引の現場から強奪される事件が発生し、支局のメンバーたちは爆薬の行方を追うが、ジュバルは元妻から白血病を患う息子が落ち込んでいると知らされる。一方、スコーラとニーナはいつしか深い関係になるが…。その後もFBIのチームは、質店で店主と市警の刑事が射殺された事件、女性が次々と殺害される事件などに挑む。また、FBI国際捜査部の“フライチーム”やFBIの“逃亡者特捜班”との2度目の合同捜査にも取り組む。
『Don't Leave Me ~孤独の連鎖~』
1月27日(土)12:00より放送スタート(全8話)。
イタリア発、衝撃のサスペンスドラマを“WOWOWプレミア”として日本初公開。ヴェネチアの美しい街並みを舞台に、未成年を狙った誘拐・人身売買にサイバー犯罪の専門家と地元警察のチームが挑む!
イタリア北東部にある、美しい街並みで世界的に知られる“水の都”ヴェネチア。そこにあるジュデッカ運河で、ある少年の遺体が見つかったことを機に、ローマの児童ポルノ対策センターで働くサイバー犯罪の専門家エレナは20年ぶりにヴェネチアへ。そこで地元警察のチームとともに小児性愛者のネットワークを追うことになるが…。凶悪事件の捜査を緊迫感たっぷりに取り上げつつ、捜査陣の人間関係や絆も描く。
主人公エレナを演じるのは、イタリア映画『ザ・プレイス 運命の交差点』のヴィットリア・プッチーニ。『警部ダリオ・マルテーゼ 遺志を継ぐ男』『ジャンゴ ザ・シリーズ』のコンビ、レオナルド・ファソーリとマッダレーナ・ラヴァリが企画・原案・脚本を担当。
ヴェネチアの運河で少年の遺体が見つかり、ローマの児童ポルノ対策センターで働くサイバー犯罪の専門家エレナは20年前に去ったヴェネチアに戻る。そこで彼女はかつての恋人で、自分と同じ警察官であるダニエレや、かつて親友だったダニエレの妻ジュリアと再会。エレナたちが調べると、複雑な家庭で育った未成年を狙った誘拐の数々と、インターネットを介した“ダークウェブ”で未成年たちが競売にかけられているという衝撃の事実が浮上する。さらにエレナがこれまでの7年間追い続けてきた小児性愛者ネットワークが関与していることも明らかに。捜査に全力を注ぎながら、エレナ、ダニエレ、ジュリアは自分たちの関係について考える。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『FBI5:特別捜査班』© 2023 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved./『64~陰謀のコード~』© House Productions 2022/『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』© 2021 Endeavor Content and Made Up Stories/『Don't Leave Me ~孤独の連鎖~』© Silenzio