『DOC(ドック) あすへのカルテ』アメリカ版リメイクの主演が決定!

実話を元に、12年間の記憶を失ったエリート医師の愛と再生の物語を描くイタリア発のヒューマンドラマ『DOC(ドック)あすへのカルテ』アメリカ版リメイクが企画されていることは以前当サイトでもお伝えした通りだが、その主演がこの度明らかとなった。米Deadlineが伝えている。

主人公が男性から女性に変更

2020年にイタリアの放送局Rai 1でスタートした『DOC(ドック)あすへのカルテ』は、脳の損傷によって12年分の記憶を失った医師が、周りの助けを借りながら仕事や生活を再生させようとする姿を描く。交通事故に遭って過去12年間の記憶を失うことになったイタリアの医師ピエルダンテ・ピッチョーニ氏に起きた実話にインスパイアされている。本国イタリアでは2024年1月よりシーズン3が放送予定だ。

イタリア版では主人公のアンドレア・ファンティをルカ・アルジェンテーロ(『無邪気な天使たち』)が演じているが、米FOXで制作される『DOC(原題)』の主演はモリー・パーカー。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のジャッキー・シャープ役や『ロスト・イン・スペース』のモーリーン・ロビンソン役で知られる彼女が、アンドレアに代わる主人公エイミー・イリアス医師を演じる。

ミネソタ州ミネアポリスの病院で働くエイミーは、頭を怪我したことで過去8年間の記憶を失う。自分にとって見覚えのない患者や同僚といった、不慣れな状況に戸惑う彼女は、愛する人をも遠ざけてしまう。それでもエイミーは、いつの間にか大きくなった娘や献身的な友人に助けられながら、医療に従事し続ける。

このリメイク版では主人公が男性から女性に変わっただけでなく、ほかにもいくつか細かい変更点が加えられているようだ。リメイク制作話が伝えられたのは今年2月だが、その後ハリウッドで半年続いたストライキの影響により、2024年~2025年シーズンのお披露目になると見られている。

Fox EntertainmentとSony Pictures Televisionが制作を手掛ける本作でショーランナーを務めるのは、『プライベート・プラクティス』『コード・ブラック 生と死の間で』といった医療ドラマにも関わってきたバービー・クリグマン。製作総指揮には、クリグマンのほか、ハンク・スタインバーグ(『ザ・ラストシップ』)、アーウィン・ストフ(『13時間 ベンガジの秘密の兵士』)も名を連ねる。

本家『DOC(ドック)あすへのカルテ』は、シーズン2がNHK総合にて毎週日曜日23:00より放送中。シーズン1はHuluにて配信されている。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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Photo:『DOC(ドック) あすへのカルテ』© 2020 Lux Vide S.p.A. All Rights Reserved.