第75回エミー賞を予想して最大3万円分のAmazonギフト券を当てよう!編集部メンバーの予想も

2024年1月15日、米ロサンゼルスで第75回プライムタイム・エミー賞授賞式が開催される。日本では、U-NEXTにてライブ配信予定だ(日本時間1月16日9:00~)。それに先駆けて、海外ドラマが大好きなNAVI編集部スタッフたちが勝手に予想! 現地の評判やメディア予想、各自の願望と偏見も交えながら導き出した受賞作品・受賞者とは…? また、【最大3万円分のAmazonギフトカード】が当たるキャンペーン情報もお見逃しなく。

現地の評判やメディア予想

今回は、3カテゴリー【ドラマシリーズ】【コメディシリーズ】【リミテッド/アンソロジーシリーズ】の主要3部門(作品賞・主演男優賞・主演女優賞)、計9部門を予想する。

現地メディアの予想を見ると、【ドラマシリーズ】『メディア王 ~華麗なる一族~』と予想する人が圧倒的に多く、「このカテゴリーでは波乱は起きないだろう」(Los Angeles Times)、「『THE LAST OF US』『ホワイト・ロータス』は順番が回ってくるのを待つべき」(TV Guide)と言われるなど、今年5月にシーズン4でフィナーレを迎えた同作の作品賞受賞はほぼ確実視されているようだ。今年は“『メディア王』の年”で、作品賞のみならず他の主要部門も席巻するだろうというのが大方の予想だ。

【コメディシリーズ】は、『アボット エレメンタリー』が有力と見られているようだ。米放送局ABCで放送された本作は「尖ったユーモアと笑いのレベルを放送局で保つのは並大抵のことではない」(Los Angeles Times)との声もあり、配信サービスと違いルールや規制もある放送局で一定のクオリティを保っていることが評価されている模様。とは言え、過去に2シーズンで2度受賞している『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』や大好評の『一流シェフのファミリーレストラン』もノミネートされていて、接戦になりそうな予感も。演技部門は、ジェレミー・アレン・ホワイトらの熱演が評価されている『一流シェフのファミリーレストラン』が一歩リードか。

今年の【リミテッド/アンソロジーシリーズ】は、例年に比べると目立つ作品が少ないとも言われているが、その中で抜け出ているのは『BEEF/ビーフ』『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』の2作品。「人気作が揃うほかの年でも十分に戦えるだろう」(TV Guide)との意見もある『BEEF』がやや優勢か。実在のシリアルキラーを描く『ダーマー』は、被害者遺族からの批判もあり、物議を醸す内容だったことから「投票者は被害者家族にトラウマを与えた作品に名誉を与えたくないはず」(Entertainment Weekly)と思う人もいるようだが、果たして結果は…?

今回の選出者

現地の評価なども踏まえて、受賞予想をするのはこのメンバー!

編集部U
好きなドラマは伏線の効いたミステリー。予想をする際には、自分の好みはもちろん大事だが、受賞歴の有無も検討材料に。賞レースで時に物を言う、プライベートの話題も考慮してピックアップ。

編集部S
センスのいいユーモアやコメディシリーズが好き。予想の際は、現地の声も参考にしつつ自分の好みを推していくスタイル。

あなたの予想も募集!

読者の皆さまの予想も募集します。キャンペーン詳細は記事後半にて。第75回エミー賞予想はこちらから。

【ドラマシリーズ部門】

作品賞

『メディア王 ~華麗なる一族~』(HBO)
『ベター・コール・ソウル』(AMC)
『THE LAST OF US』(HBO)
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(HBO)
『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』(HBO)
『ザ・クラウン』(Netflix)
『キャシアン・アンドー』(Disney+)
『イエロージャケッツ』(Showtime)

編集部予想
【編集部U】『メディア王』は、モデルとなったルパート・マードックが本作放送後に後継者を発表したことからも、現実世界とのリンクが感じられる。ノミネート数の多さはもちろんだが、最終シーズンはエピソードが放送される度に現地アメリカで展開が報じられるほど盛り上がり、かつての『ゲーム・オブ・スローンズ』のような注目度を集めたことでも本命として堅い。不安要素は、シーズン2・3ですでに作品賞を受賞していることか。

【編集部S】シーズン1でリミテッドシリーズ部門を席巻し、シーズン2が製作されたことで今回からドラマシリーズ部門へ移った『ホワイト・ロータス』に期待したい! クリエイター、マイク・ホワイトの唯一無二のユーモアのセンスはこの部門でも評価されるべき。『メディア王』の盛り上がりはもちろん無視できないけれど、個人的に大好きな作品だから応援の意味を込めて。

『メディア王』

主演男優賞

キーラン・カルキン(『メディア王 ~華麗なる一族~』)
ジェレミー・ストロング(『メディア王 ~華麗なる一族~』)
ブライアン・コックス(『メディア王 ~華麗なる一族~』)
ボブ・オデンカーク(『ベター・コール・ソウル』)
ペドロ・パスカル(『THE LAST OF US』)
ジェフ・ブリッジス(『ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤』)

編集部予想
【編集部U】『ベター・コール・ソウル』最終シーズンの撮影現場で心臓発作を起こしながらも同役を演じきったボブ・オデンカーク。同作で毎シーズン候補となりながらもまだ受賞したことがない彼が、『ブレイキング・バッド』時代から10年にわたって演じてきた役の集大成として俳優で初(脚本家として2度受賞歴あり)のエミー賞を手にすると期待! 『メディア王』から3人が同時ノミネートされたことは話題だが、彼らが潰し合うこともボブの受賞につながりそう。

【編集部S】特に票が分かれそうなこの部門は、ラテン系俳優として初の受賞が期待される『THE LAST OF US』ペドロ・パスカルをノミネート。ベラ・ラムジー演じるエリーとの疑似親子のような関係性も話題になったり、ペドロの演技に魅せられる人も多そう。

『THE LAST OF US』

主演女優賞

セーラ・スヌーク(『メディア王 ~華麗なる一族~』)
ベラ・ラムジー(『THE LAST OF US』)
ケリー・ラッセル(『ザ・ディプロマット』)
シャロン・ホーガン(『バッド・シスターズ』)
メラニー・リンスキー(『イエロージャケッツ』)
エリザベス・モス(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)

編集部予想
【編集部U】過去に2度、助演女優賞にノミネートされていたものの無冠だった『メディア王』のセーラ・スヌークが、主演女優賞に昇格したこの最後のチャンスで「三度目の正直」を果たすのでは。ライバルである『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のエリザベス・モスはシーズン1で受賞済 、20歳で初ノミネートとなった『THE LAST OF US』のベラ・ラムジーは次回も機会があることを考えても、最有力と言える。

【編集部S】ダークホースのベラに期待したい! 今年、TIME誌「次世代の100人」に選出され、“スクリーンでの存在感は圧倒的だ”とのコメントも。今最も旬なこのタイミングでの受賞もありえるかも?

『メディア王』

【コメディシリーズ部門】

作品賞

『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』(Apple TV+)
『アボット エレメンタリー』(ABC)
『一流シェフのファミリーレストラン』(Hulu)
『マーベラス・ミセス・メイゼル』(Amazon Prime Video)
『マーダーズ・イン・ビルディング』(Hulu)
『ジュリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~』(Amazon Freevee)
『ウェンズデー』(Netflix)
『バリー』(HBO)

編集部予想
【編集部U】『バリー』『テッド・ラッソ』など、ほかにも最終シーズンを迎えた作品はいくつかあるが、男性優位の社会で生きる女性の姿を描いた『マーベラス・ミセス・メイゼル』がシーズン1以来に作品賞を獲得すると予想。有力候補のはずの『一流シェフのファミリーレストラン』は、シーズン2が配信される中でシーズン1が対象になったことで時期を逸した感が否めない。

【編集部S】ここは個人的に『テッド・ラッソ』以外の選択肢はなし! シーズン1~2でも2度受賞しているが、シーズン3はもっと面白くてもっと胸アツな展開に。クリエイターも“願っていた終わり方”だと明かしているだけに、続きが作られる可能性はかなり低く、史上最高のコメディシリーズにどうか有終の美を飾ってほしい。ただ、コメディ作品好きとしてフラットな視点で見てみると昨年度は『アボット エレメンタリー』が受賞するべきだったという声も多く、今年こそ同作が雪辱を果たせるかにも注目したい。ちなみに『トゥルーマン・ショー』のようなモキュメンタリー『ジュリー・デューティ』は、受賞は難しいと思うがアイデアと企画力がすごいからぜひ見てほしい作品。

主演男優賞

ジェイソン・サダイキス(『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』)
ジェレミー・アレン・ホワイト(『一流シェフのファミリーレストラン』)
ビル・ヘイダー(『バリー』)
ジェイソン・シーゲル(『シュリンキング 悩めるセラピスト』)
マーティン・ショート(『マーダーズ・イン・ビルディング』)

編集部予想
【編集部U】昔からスティーヴ・マーティンとの名コンビで知られるマーティン・ショートは、脇役のイメージが強いが、本作ではメインキャストの一人として存在感を発揮している。さらに、彼が数ヵ月前に「面白くない」と批判された際には、ベン・スティラーやマーク・ハミルら多くの業界人が擁護したことも記憶に新しい。そんな彼の面白さに太鼓判を与える意味で、今回受賞を果たせば美しいストーリーになりそうだ。

【編集部S】ジェイソン・サダイキスに1票! 『テッド・ラッソ』は、主演とクリエイターを務めた彼なしでは完成し得なかった作品だから、前年度に続く2年連続受賞に期待。テッド・ラッソという米コメディドラマ史上最も愛されるキャラクターの一人を作り上げた彼に、お疲れ様とありがとうの意味も込めてぜひ受賞してほしい。

『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

主演女優賞

クリスティナ・アップルゲイト(『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』)
レイチェル・ブロズナハン(『マーベラス・ミセス・メイゼル』)
キンタ・ブランソン(『アボット エレメンタリー』)
ナターシャ・リオン(『Poker Face(原題)』)
ジェナ・オルテガ(『ウェンズデー』)

編集部予想
【編集部U】20年前に『フレンズ』でレイチェルの妹を演じてエミー賞を受賞しているクリスティナ・アップルゲイトだが、難病である多発性硬化症と診断され、今年2月には俳優業から引退する可能性を示唆 。『デッド・トゥ・ミー』最終シーズンでは共演者やスタッフに助けられながら撮影を続けたことが伝えられており、難病と闘う彼女を激励する意味でも票が集まるのではないだろうか。

【編集部S】楽しみにしている『Poker Face』が日本上陸前だから判断が難しいが、今回シーズン6でファイナルを迎えた『マーベラス・ミセス・メイゼル』レイチェル・ブロズナハンと予想。『スーパーマン』の新作映画でロイス・レイン役に抜擢されるなど今後のさらなる活躍が楽しみな俳優で、6年続いたミッジ・メイゼル役をエミー受賞という形で締めくくれれば最高だろう。

『マーベラス・ミセス・メイゼル』

【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門】

作品賞

『BEEF/ビーフ ~逆上~』(Netflix)
『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』(Netflix)
『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(Amazon Prime Video)
『バツイチ男の大ピンチ!』(Hulu)
『オビ=ワン・ケノービ』(Disney+)

編集部予想
【編集部U】犯罪ドラマは好きなのでいろいろ見ているが、『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』はおよそ9時間かけてじっくりダーマーを描いているだけあって、完成度が高い。青年が襲われる冒頭のシーンから最後まで息が詰まるような緊張感にあふれ、ダーマーの犯行が続いた一因である社会の偏見も盛り込まれている。感動的な手記を出版した父親(リチャード・ジェンキンスが好演)との描写もいい。不安要素を挙げるなら、お披露目されたのが昨年9月なので作品の印象が薄れている可能性があることか。

【編集部S】ゴールデン・グローブ賞も席巻した『BEEF』が獲ると予想。車社会のアメリカに住む人たちにとっては、“ロードレイジ”は、割と日常的で親近感の湧くテーマだったのでは? 幅広い層の人が共感できそうな作品なだけに票が集まる予感。ブラックコメディの枠組みで深いメッセージを伝えたこともプラスポイント。

★『BEEF/ビーフ ~逆上~』を視聴する★

『BEEF/ビーフ ~逆上~』

主演男優賞

タロン・エジャトン(『ブラック・バード』)
クメイル・ナンジアニ(『チッペンデールズへようこそ!』)
エヴァン・ピーターズ(『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』)
ダニエル・ラドクリフ(『Weird: The Al Yankovic Story(原題)』)
マイケル・シャノン(『George & Tammy(原題)』)
スティーヴン・ユァン(『BEEF/ビーフ ~逆上~』)

編集部予想
【編集部U】ダニエル・ラドクリフ、タロン・エジャトン、スティーヴン・ユァンなどライバルは強敵だが、個人的にはエヴァン・ピーターズ一択。正直、見る前はライアン・マーフィー班だから起用されたのかと思ったが、実際に見てみるとエヴァン以外にあり得ない!と言えるほどのハマり役。ずっとそばにいてくれる自分のためだけのゾンビを作ることに囚われたダーマーの狂気ともの悲しさを見事に表現している。

【編集部S】スティーヴン・ユァンだと思う。他人の運転の仕方に怒り散らす“ちっさい男”感が素晴らしかった。実はあまり彼の出演作は見たことがなかったけど、本作をきっかけに注目したい俳優になったことも選出理由。

★『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』を視聴する★

『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』

主演女優賞

リジー・キャプラン(『バツイチ男の大ピンチ!』)
ジェシカ・チャスティン(『George & Tammy(原題)』)
ドミニク・フィッシュバック(『キラー・ビー』)
ライリー・キーオ(『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』)
キャスリン・ハーン(『ちょっとステキな物語』)
アリ・ウォン(『BEEF/ビーフ ~逆上~』)

編集部予想

【編集部U】2016年の主演ドラマ『ガールフレンド・エクスペリエンス』の頃から印象的な演技を見せてきたライリー・キーオが、祖父エルヴィス・プレスリーを彷彿とさせるようなカリスマ性あふれるアーティストを熱演。実際に歌声も披露しており、エミー賞にノミネートされるのはこれが初めてだが、モデルと噂されるスティーヴィー・ニックスから称賛を贈られたことからも可能性は十分あるだろう。

【編集部S】ライリー・キーオは、この作品のために初めて歌を本格的に披露することになったが、オーディション前はウィスキーショットを飲むほど緊張していたらしい。そんなことは微塵も感じさせない堂々としたパフォーマンスや演技は圧巻だった。名作『あの頃ペニー・レインと』のペニー・レインを彷彿とさせるような70年代ルックが似合っていて素敵だったし、ライリー以外が演じるのは考えられないぐらいハマっていたからぜひ初受賞してほしい!

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』

予想を当てて、最大3万円のAmazonギフト券をゲット!?

皆さんのエミー賞予想も募集します! ドラマシリーズ、コメディシリーズ、リミテッドシリーズ/アンソロジーシリーズという3カテゴリーの主要各3部門(作品賞・主演男優賞・主演女優賞)、計9個の予想がすべて当たった方には【最大3万円分のAmazonギフトカード】をプレゼント! 候補作を視聴して予想し、受賞結果を楽しみに待ってみては?

※正解者が複数いた場合、その中で3万円分を山分けとなります
※10人以上の正解者が出た場合は抽選でランダムに当選者を選びます

第75回エミー賞予想はこちらから

締切:2024年1月14日(日)

※ 当選発表は、XのDM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡します。そのため、発表までは海外ドラマNAVI公式X(@dramanavi)のフォローを解除しないでください。また、フォロー&リポストを取り消した場合は応募対象外となります。
※ ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ 応募の到着確認、抽選結果に関するお問合せには対応できませんのでご了承ください。
※ ご住所が不備などの理由により賞品の配達ができない場合などには、ご当選が無効になる場合があります。
※ 長期不在などで発送した賞品が返送された場合、賞品の再送は行いませんのでご注意ください。
※ 個人に関する情報については、本キャンペーンの賞品発送、本件に関する諸連絡にのみ利用させて頂きます。
※ 賞品の発送は国内のみに限らせていただきます。
※ 当選発表方法は、賞品の発送をもって代えさせて頂きます。
※ 注意事項をよくお読みいただき、同意の上ご応募ください。

(海外ドラマNAVI)

Photo:©emmys