「モンスター・ヴァース」の世界観をベースに描かれる、ゴジラのドラマシリーズ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』。11月17日(金)よりApple TV+で独占配信が開始した本作で、主人公の一人ケンタロウを演じた渡部蓮にインタビュー! 本作の見どころや撮影で大変だったことなどを語ってもらった。
『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』ケンタロウ役の渡部蓮《インタビュー》
――渡部さんにとって、本作は俳優デビュー作かと思いますが、どうして本作のオーディションを受けようと考えたのでしょうか?
話す言語は英語がメインですが日本人役ということで、比較的素直に演じられるのではと思い挑戦させていただきました。オーディションだけで3~4か月かかり、クランクアップまで長い期間をかけて取り組みました。
――撮影現場ではずっと英語が飛び交う環境だったのではと思いますが、言語的な不安はありましたか?
幼少期からインターナショナルスクールに通っていたので、言語的な面での不安はありませんでした。逆に、日本語が上手じゃなくて(笑) ダメダメなんですよ(笑)
――ゴジラ作品は日本の東宝をはじめに海外でも多くの作品が作られてきましたが、視聴したことはありましたか?
実は、これまでゴジラの映画を見たことはなかったんです。でも、ゴジラっていう存在自体はもちろん知っていますし、世界的にも超有名。そんな作品に出演できるなんて本当に運がよかったなって思います。
――本作では日本が舞台のシーンもありますが、撮影時に感じたことや、エピソードを教えてください。
日本の街中で撮影したときは、光栄だなという気持ちでいっぱいでした。日本が舞台のシーンを実際に日本で撮影することで、リアリティも増しますよね。
実は、ケンタロウと彼の母が暮らす日本の家は、全部セット。アメリカのスタジオで撮影したんですが、ちょっと日本っぽくないな? と感じることもあって、そんなときは自分からスタッフたちに違和感を伝えていました。
たとえば、初めは玄関が畳だったんです! 日本ではそんな家はあまりないよと伝えて、フローリングに変わりました。現場にいた日本人は、キャストでいえば僕とケイト役のアンナ、それにケンタロウの父と母くらい。だからこそ、日本人キャスト同士で意見を出し合って、リアルな日本描写を追求しました。
――怪獣たちはCGなので、演技するうえで難しかったのでは?
めちゃくちゃ大変でした。長い棒の先にボールを刺して、それを怪獣に見立てて撮影するんですが、慣れるまで大変でした。ただ、周りにはカート・ラッセルをはじめとするプロの俳優陣がそろっていたので、彼らに影響を受けながら演じていきました。
見るものすべてが新しくて、たくさんのことを学んだ現場でした。役者としても人としても成長できて、貴重な時間を過ごさせてもらいましたね。今後も機会があれば、ぜひグローバルな作品に挑戦したいです。
――最後に、本作の見どころをお聞かせください。
本作は、ゴジラたち怪獣が存在する世界で生きている人たちの物語。モナークという組織を中心に、さまざまな話が展開していきます。怪獣だけでなく、ヒューマンドラマとしても楽しめる作品になっているかと思います。ぜひ、楽しんでください。
『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』配信情報
『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』は、Apple TV+で独占配信中。2024年1月12日まで毎週金曜日に新エピソード配信。
(海外ドラマNAVI)
Photo:画像提供 Apple TV+ / 映像提供 Apple TV+