【スターチャンネルEXランキング】『Dr. HOUSE』ヒュー・ローリー製作『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』が1位獲得!(11月27日更新)

動画配信サービス「スターチャンネルEX」で、11月に最も多く視聴された番組のランキングを発表! 独占作品を中心に日本初上陸の最新海外ドラマとスターチャンネルの厳選・激レア映画が揃う中、トップ10にランクインしたのはどの作品か。ドラマ部門と映画部門に分けてチェック!

スターチャンネルEXランキング

<ドラマ>

1.なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? ↑
2.謎の円盤UFO(吹替版)↑
3.ハンニバル(字幕版)↓
4.GCHQ:英国サイバー諜報局 ↓
5.サンダーバード[HD完全版](吹替版)
6.ステージド 俺たちの舞台、もうおしまい?!
7.キリング・イヴ/KILLING EVE ↓
8.ノーマル・ピープル(字幕版)↓
9.スパルタカス(吹替版)
10.インベスティゲーション(字幕版)

<映画>

1.キル・ビル Vol.1 →
2.エマニエル夫人(吹替版)木曜洋画劇場版
3.キル・ビル Vol.2 ↓
4.新少林寺/SHAOLIN(吹替版)
5.さよならエマニエル夫人(吹替版)木曜洋画劇場版
6.メカニック(吹替版)→
7.ラストエンペラー[オリジナル全長版](字幕版)↓
8.ラブ・アクチュアリー NEW
9.ウィルバーの事情 NEW
10.ミッドサマー(字幕版)↓

海外ドラマで1位に輝いたのは、前月8位だったアガサ・クリスティー原作のミステリー『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』。全3話の同作は11月にNHKのBSプレミアム/BS 4Kにて3週連続で放送され、注目度が再び高まった。崖から転落した身元不明の男が「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」とだけ言い残して息絶えるという、謎解き好きにはたまらないシーンから幕を開ける。

これまでに何度か映像化されてきた小説を新たにドラマ化したのは、『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』のグレゴリー・ハウス役で知られるヒュー・ローリー。これまでにも『ナイト・マネジャー』などで製作総指揮を務めて演技以外の才能を発揮してきた彼だが、本作では生粋のクリスティーファンということもあり、出演だけでなく監督・脚色・製作総指揮も兼任し、目の肥えた現代ドラマファンにも刺さるミステリーを誕生させた。

主人公コンビを演じる二人、『ミッドサマー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のウィル・ポールターと『ボヘミアン・ラプソディ』『ハリー・パーマー 国際諜報局』のルーシー・ボイントンの相性も抜群。SNSでは、作品視聴後に原作を読みたいという声も続出している。イッキ見で楽しめるのも配信ならでは。

なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?
『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』

 

次いで2位につけた『謎の円盤UFO』も、前月の6位から大きくランクアップ。スーパーマリオネーションを用いたSF特撮TVシリーズ『サンダーバード』シリーズで知られるジェリー・アンダーソンが人間の俳優を起用して創り上げた実写ドラマで、昨年から何度もトップ10入りを果たしている。

9位には『スパルタカス』が新たにランクイン。本国アメリカで2010年から2013年にかけて放送された刺激強めの歴史アクションシリーズは、今年11月上旬に続編製作のGOサインが出たと報じられ、再び注目が高まり始めている。元ネタは、ローマ軍によって妻を奪われた上、故郷を失い、戦士から奴隷の身となった男スパルタカスが、その復讐を遂げるために最強の剣闘士“グラディエーター”へと登りつめるまでの壮絶な戦いを、過激なエロティシズムとバイオレンス満載で描いている。アシュールを主人公にする続編シリーズ『Spartacus: House of Ashur(原題)』ではアシュール役ニック・E・タラベイはもちろんのこと、クリエイターのスティーヴン・S・デナイトもカムバック。デナイトは「自分が愛したシリーズへ10年後に戻る機会を与えられるなんて、非常に貴重で素晴らしいことです」とコメントしており、やる気十分なようだ。続編解禁までの間、アシュールに注目しておさらいしておくのも楽しいだろう。

映画では、『キル・ビル Vol.1』が3ヵ月連続で1位をキープしているほか、『キル・ビル Vol.2』も1つ順位を落としたものの3位に位置しており、まだまだ『キル・ビル』人気は続きそうだ。

2位に入ったのは、シルヴィア・クリステル主演の官能ドラマ『エマニエル夫人』の貴重な木曜洋画劇場版による吹替版。シルヴィア演じるエマニエル夫人の声を担当したのは、『サイレントメビウス』の彩弧由貴役などで知られる岡本麻弥だ。5位につけたシリーズ最終章『さよならエマニエル夫人』も同じく貴重な木曜洋画劇場吹替版。こちらではシルヴィアの声を上田みゆきが担っている。ぜひ見比べならぬ、聞き比べを楽しんでみては?

さよならエマニエル夫人
『さよならエマニエル夫人』のシルヴィア・クリステル

 

ほかにはアンディ・ラウやジャッキー・チェン出演の『新少林寺/SHAOLIN』が4位に、誕生日に合わせて行われたマッツ・ミケルセン特集から2002年の『ウィルバーの事情』が9位にランクインするなど、トップ10のうち半分の5作品が前月とは顔ぶれが変わった11月。新作よりも公開から時間が経った良作のランクインが目立ち、懐かしさ漂う結果に。

新少林寺/SHAOLIN
『新少林寺/SHAOLIN』

 

そして、この時期になると見たくなる『ラブ・アクチュアリー』も8位に登場。公開から20年が経った本作は、すっかり冬のホリデーシーズンに見たい作品として定着した。最近では、『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』のクリスマスエピソード内でオマージュされて話題を呼んだことも記憶に新しい。先日6年ぶりの来日で話題を呼んだヒュー・グラントをはじめ、イギリス人俳優たちを中心とした華麗な出演陣は何度見ても圧巻。『ラブ・アクチュアリー』で心温まる素敵な冬を過ごしてみるのも良いのではないだろうか。

『ラブ・アクチュアリー』
『ラブ・アクチュアリー』で英国首相を演じたヒュー・グラント

 

ラブ・アクチュアリー
のちに『ウォーキング・デッド』でブレイクするアンドリュー・リンカーンも出演

 
(KanaKo)

Photo:『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』© Agatha Christie Productions Limited MMXXI/『謎の円盤UFO』© ITC Entertainment Group Limited 1964, 1999 and 2021. Licensed by ITV Studios Limited. All rights reserved./『ラブ・アクチュアリー』© 2003 WT Venture LLC./『ウィルバーの事情』© 2002 Zentropa Entertainments6 ApS – Wilbur Ltd/『新少林寺/SHAOLIN』© 2011 Emperor Classic Films Company Limited All Rights Reserved/『さよならエマニエル夫人』© 1977 STUDIOCANAL