『スパルタカス』復活!本家シリーズの悪役が主人公に、クリエイター&キャストが続投

米Starzにて2010年より3シーズンにわたって放送された歴史スペクタクル・アクションドラマ『スパルタカス』が、新サーガ『Spartacus: House of Ashur(原題)』として復活することが明らかとなった。米Deadlineが伝えている。

主演俳優の死も乗り越えた人気シリーズが10年ぶりに復活へ

『スパルタカス』の舞台は共和政ローマ時代。元奴隷のスパルタカス率いる反乱軍が引き起こす激動の物語を描き、壮絶な戦闘シーン、陰謀や策略が複雑に絡み合った人間ドラマにより熱狂的なファン層を生み出した。

Starzで蘇る全10話の『Spartacus: House of Ashur』は、「本家シリーズを基にした歴史改変物語で、エロティックでスリリングなジェットコースター的な体験」と称されている。また、「もし、アシュール(カプアの剣闘士養成所の所有者バティアトゥスの従者)が、シーズン2のラストにてベスビオ火山で死ななかったら? そして、もし彼がスパルタカスを殺し、奴隷の反乱を終わらせるためにローマ軍に協力する見返りとして、バティアトゥスの剣闘士養成所を引き継いでいたら、どうなるだろうか?」という問いかけもなされている。そのタイトルから分かるように、新作シリーズではオリジナル版の悪役アシュールが主人公となる。

本家シリーズでクリエイターを務めたスティーヴン・S・デナイトがカムバックし、アシュールを演じたニック・E・タラベイ(『パシフィック・リム:アップライジング』)も続投予定だ。

『スパルタカス』シリーズは、前日譚ミニシリーズ『スパルタカス ゴッド・オブ・アリーナ』も製作されたが、2011年9月に主役のアンディ・ホイットフィールドが闘病の末に他界。一度はシリーズがキャンセルの危機に瀕するも、リアム・マッキンタイアを代役に迎えてシーズン2&3が製作された。数々の試練を乗り越えてきたからこそ、その復活は感慨深いと言えるだろう。

声明でデナイトは、「自分が愛したシリーズへ10年後に戻る機会を与えられるなんて、非常に貴重で素晴らしいことです。Starzと制作会社のLionsgate、そして比類なきニック・E・タラベイとともに、この『スパルタカス』サーガの次章を作り上げるなんて、これほどワクワクすることはありません」と感謝の意を伝えた。

10年の時を超えて復活する『Spartacus: House of Ashur』の続報に注視しておきたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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