『NCIS:シドニー』ショーランナー、アメリカ版とのクロスオーバーの可能性を語る

人気犯罪捜査ドラマ『NCIS』シリーズで初となる海外版スピンオフ『NCIS: Sydney(原題)』は南半球で物語が展開され、本国アメリカから遠く離れているが、クロスオーバーの可能性はあるのだろうか?

他のシリーズから誰かが来るかもしれない

新スピンオフは、米国のNCIS捜査官とオーストラリア連邦警察(AFP)から成る優秀で多彩なチームが、地球上で最も紛争が激しい海域で海軍犯罪を抑制するために多国籍タスクフォースに編入され、難事件を解決していくシリーズ。

TV Insiderのインタビューにて、シドニー版でショーランナーを務めるモーガン・オニールが、アメリカを舞台にした他の作品とのコラボレーションについて言及している。「クロスオーバーエピソードは番組のDNAの一部であり、番組のファンがそういったエピソードに夢中になる確かな理由があります。クロスオーバーについては間違いなく話をしました。ただ、地理だけでも明らかに課題があります。私たちは、アメリカの一番近い地域から9000マイル(約1万4500km)離れていますからね。そうは言っても“絶対にない”とは言いません。ここは大勢の人々が訪れる、世界でも非常に魅力的な地域なので、他のシリーズから誰かが来て、ここで1~2話分撮影することはあり得ます」と発言。シドニー版とクロスオーバーの可能性はあると述べた。

オニールが言うように、すでに『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班~』でマーティ・ディークス役を演じたエリック・クリスチャン・オルセンが、「シドニー版に出演したい」とほのめかすコメントを、NCIS Verseの公式Instagramの投稿(現在は削除)に寄せていた。

また、シドニーで生まれ育ったというオニールは、いかにシドニーが素晴らしい都市であるかも強調している。「NCISの捜査官たちが、世界最大の港にして世界最大の島、そして地球上で最も抗争が繰り広げられている海域で、水を得た魚のように他の捜査機関と協力する機会があることを考えると、この番組が今までにオーストラリアで製作されていなかったのが不思議なぐらいです。それ自体が物語になりますからね。ですから、NCISの世界初となる国際的なフランチャイズになれることにワクワクしていますし、この国がいかに素晴らしく、いかに危険で挑戦的で、遠く離れたユニークかつエキゾチックな国であるかということを、世界中の視聴者に知ってもらうきっかけになることを心から期待しています」

フランチャイズ初となる海外版スピンオフ『NCIS: Sydney』は、米CBSにて11月14日(火)に放送開始。日本でも近いうちにリリースされることを期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:X公式アカウントThe NCISverse(@ncisverse)