ニール・ゲイマンとテリー・プラチェットが1990年に発表した小説をもとにドラマ化したAmazonの大人気ファンタジーシリーズ『グッド・オーメンズ』。現在シーズン2まで配信されているが、待望のシーズン3へ更新される可能性が高いことが分かった。米Deadlineが報じている。
ショーランナーは別のプロジェクトへ
更新が正式に決まった場合、主演コンビのマイケル・シーンとデヴィッド・テナントはもちろん続投するものと見られている。だが、過去2シーズンで共同ショーランナー・監督・制作総指揮を務めたダグラス・マッキノンはシーズン3に戻ってこない模様。本人が自身のInstagramで降板を明らかにした。
SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)のストライキに関連し、映画/テレビ関係者に仕事中の写真を投稿するよう呼びかけるチャレンジに応える形で、今月23日にマッキノンは『グッド・オーメンズ』の撮影現場からの画像を掲載。彼自身はその現場が何の作品かを語らなかったもののファンが同作のロケ現場であることに気づき、コメント欄で『グッド・オーメンズ』についての議論を始めた。するとマッキノンは「私はもうこの作品に関わっていない」と反応。マッキノンのこの発言を受けてファンが同作のクリエイター・製作総指揮でもある原作者のゲイマンにマッキノンの状況を質問したところ、「ダグラス(・マッキノン)はほかのプロジェクトに移った」という答えが返ってきた。マッキノン降板の知らせを受けて『グッド・オーメンズ』の将来も危ういのかと懸念されたが、今回のニュースによるとシーズン3へ更新される可能性は非常に高いようだ。
今年の8月にお披露目されたシーズン2は好調で、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)のコメディ部門で世界1位になったという。同月、X(旧Twitter)でシーズン3についてのファンの質問に答えたゲイマンは、「計画もプロットもできている。もし脚本家のストライキがなかったら、今すぐにでも(脚本を)書いていただろう」と述べていた。2015年に亡くなったプラチェットとの共著をドラマ化したゲイマンは、シーズン3では二人で取り組んでいた未完の続編を描くことを示唆。また、シーズン3以降の将来についても言及しており、Tumblrに寄せられたファンの質問に対して「シーズン4はない」と述べている。
『グッド・オーメンズ』シーズン1~2はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline