『シックス・フィート・アンダー』あの人、エスコートサービスのドラマに主演

エミー賞で監督賞など9つの受賞を果たしたドラマ『シックス・フィート・アンダー』のブレンダ・チェノウィス役で知られるレイチェル・グリフィスが、エスコートサービスを題材にした新作コメディドラマ『Madam(原題)』に出演すると米Varietyが伝えている。

女性の権利や自立を守る

『シックス・フィート・アンダー』のブレンダ・チェノウィス役や『ブラザーズ&シスターズ』のサラ・ウェドン役で知られるレイチェル。最近ではサバイバルドラマ『ザ・ワイルズ ~孤島に残された少女たち~』にも出演していた。

ニュージーランドを舞台にしたこの新作でオーストラリア出身のレイチェルが演じるのはマッケンジー・“マック”・リーという役で、女遊びが好きな夫と多額の借金を抱えて家族を養うのに苦労した後、倫理的な売春宿を設立するという役どころのようだ。共演には、『ホイール・オブ・タイム』のリマ・テ・ウィアタや『ヴァージンリバー』のマーティン・ヘンダーソン、『ウェントワース女子刑務所』のダニエル・コーマックとロビー・マガシヴァなど、ニュージーランド出身俳優が集結している。

先日撮影が始まったばかりというこの作品は、アントニア・マーフィーによる回顧録をもとにしている。マーフィーは、2003年に性労働が合法化された後のニュージーランドでエスコートサービスを始めたアメリカ人女性で、彼女の職場は女性の権利や福祉、経済的自立を守ることを目的としていたため、そうしたあたりも描かれると思われる。

『アレクサの殺人ファイル』のショシャナ・マッカラムがショーランナーの一人を務める。監督を務めるのは、『クラス・オブ・2007』のケイシー・アニングと『デッドロック ~女刑事の事件簿~』のマドレーヌ・サミ。

海外の配給を担当するFifth Seasonでアジア太平洋地域のセールスを担当する専務のアリステア・ジェニングスは、「『Madam』は驚くべき魅力的な実話をもとにしています。世界最古の職業に対する予想外の新たな解釈が得られることでしょう。世界的に知られており優れた俳優であるレイチェル・グリフィスを筆頭にダイナミックな共演者が集結。ユーモアやロマンス、陰謀や母性などが見事に融合して、見る者を魅了するとともに共感を呼ぶと確信しています。世界中の観客へお披露目する日が待ちきれません」と述べている。

『シックス・フィート・アンダー』といえば、先日『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者のジョージ・R・R・マーティンが海外ドラマ史上最も素晴らしいフィナーレを迎えた作品として名前を出したばかり。そんな人気作家も太鼓判を押す名作に出演していたレイチェルが『Madam』ではどのような演技を見せるのか、期待が高まる。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety