米Varietyが伝えるところによると、『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者として知られるジョージ・R.R.マーティンにとって、テレビ史上最高のフィナーレの玉座に君臨するべき作品はHBO『シックス・フィート・アンダー』だという。
「圧倒的に最高なフィナーレ」
Vanity Fairが「過去25年間における完璧な25のTVエピソード」という記事を発表。その中にはマーティンが書いた「氷と炎の歌」を原作とする『ゲーム・オブ・スローンズ』からシーズン2第9話の「ブラックウォーターの戦い」も選ばれていた。これを受けてマーティンはウェブサイト「Not a Blog」で自身のお気に入りのTVエピソードについてコメント。
「もしリストに載っているものよりも、もっと完璧なエピソードをひとつ選ぶとしたら、『シックス・フィート・アンダー』の最終話を選ぶしかないね」と断言した。
「あのシリーズは好きだった。『ROME [ローマ]』や『デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン』、『FARGO/ファーゴ』といったリストに載っていないけれど大好きだった作品ほど好きとは言えないけど。でもその最終話はTV史全体において圧倒的に最高なフィナーレだし、誰がどうやったら塗り替えられるのか想像ができない」と絶賛した。
2005年に幕を下ろしたHBOドラマ『シックス・フィート・アンダー』は葬儀屋を営むフィッシャー家を描くシリーズ。クリエイターのアラン・ボール自ら脚本と監督を手掛けた最終話は、これまでにもTV史上最高のフィナーレと称賛されてきた。
TVシリーズへの愛を語る
マーティンは他にも「『ザ・ソプラノズ』はたくさん素晴らしいエピソードがあるけど「Pine Barrens」(シーズン3第11話)は特別」など、お気に入りのTVエピソードについてコメント。「『ブラック・ミラー』は色々な理由で並外れたシリーズだけど「サン・ジュニペロ」(シーズン3第4話)は何度も何度も見たい大好きなエピソードで友達にも見るべきと薦めた」などと語っており、TVシリーズへの愛が垣間見れる。
ところで最終話といえば社会現象を巻き起こすほど人気を呼んだ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終話は、賛否両論を呼ぶ結果になってしまったが、昨年ニューヨークタイムズに「シーズン5と6、そしてもちろんシーズン7と8まで、私はほとんど蚊帳の外だった」と話して以来この話題について、距離を置いているようだ。
マーティンはスピンオフシリーズ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に製作総指揮として名を連ねているが、果たして最終話を歴史に残るような傑作に仕上げることはできるのだろうか?(海外ドラマNAVI)
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Photo:Courtesy of HBO