ワーナー・ブラザースTV、J・J・エイブラムスやグレッグ・バーランティとの包括契約を一時停止に

米ワーナー・ブラザース・テレビジョンが、米CWのアローバース・シリーズを手掛けたグレッグ・バーランティや、『LOST』を大ヒットさせたJ・J・エイブラムスをはじめとする大物プロデューサーたちとの包括契約を一時停止したことが明らかとなった。

脚本家、俳優のストがプロデューサーにも大きく影響

米Varietyによると、ハリウッドで進行中の全米脚本家組合と全米映画俳優組合のストライキの影響により、ワーナー・ブラザース・テレビジョンはバーランティとエイブラムスのほか、『私の“初めて”日記』でクリエイターを務めたミンディ・カリング、『シェイムレス 俺たちに恥はない』のジョン・ウェルズ、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の生みの親であるチャック・ロリーらとの包括契約も一時停止にしたという。これらのプロデューサーの中には、今回報じられたタイミングよりも何ヵ月も前から契約が停止状態になっている人もいるようだ。

このような動きを見せたスタジオはワーナーだけではない。ストライキが始まって以来、AmazonやHBO、NBCユニバーサル、ディズニー、CBSスタジオも大きな打撃を被ったことを受け、ファーストルック契約や包括契約の一部を一時的に停止していたことが発表されていた。

以前ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(以下WBD)は、両組合のストライキが9月には終結し、作品の製作が再開できるだろうと推測していた。ところが、思った以上にストライキが長引いていることを受け、WBDのCEOデヴィッド・ザスラフは先日の投資家会議にて、「我々は業界として、真に公平で誰もが平等に扱われていると感じられる形で、この問題を解決することに専念しなければなりません」と発言。また同社は、このストライキが与える財務上の影響を踏まえ、フリーキャッシュフローの増加と2023年の減益という形で予算を修正したことも発表している。

さらにWBDはストライキで出演俳優が作品のプロモーションに参加できないことを受けて、『デューン 砂の惑星PART2』や、『ゴジラvsコング』の続編『Godzilla x Kong: The New Empire(原題)』といった大作映画の米国公開日を延期している。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety米Deadline

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