ハリウッドで今もなお続いている全米脚本家組合と全米映画俳優組合のストライキの影響を受けて、多くの作品製作に遅延が生じている米CBS。その救世主と言えるのが『NCIS: Sydney(原題)』だ。
本家が再放送を強いられる中…
CBS史上最大のヒットシリーズの一つ『NCIS』。2003年に放送スタートの本家『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』に始まり、『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』『NCIS:ニューオーリンズ』『NCIS:ハワイ』と米国各地を舞台にしたスピンオフがいくつも製作されてきたが、ついに世界へ飛び出すことに。初のグローバル版『NCIS: Sydney』では製作陣にゆかりのあるオーストラリアのシドニーを舞台にしている。
ストライキの影響を受けて新作不足に悩むCBSが発表したこの秋の放送予定を見ると、月曜日21時に『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』が再放送されるのに続いて、22時から『NCIS: Sydney』が組み込まれている。かねてより注目を集めていた同作だが、CBSの苦境を救うことになるかもしれない。
「“NCIS”は世界で最も親しまれているシリーズの一つで、このフランチャイズをオーストラリア特有のひねりを交えて拡大できることを楽しみにしています」と声明で述べたのは、CBSエンターテイメントの代表エイミー・ライゼンバッハ。
「『NCIS: Sydney』が加わったことで、放送と配信の両方で視聴者に支持され、成功を収めてきたこの魅力的な世界で我々のスタジオや放送局の拠点は拡大し続けていきます。オーストラリアの素晴らしい背景を目玉に、新たなシリーズは20年以上にわたってファンを魅了し続けてきた『NCIS』チームによって、イチかバチかの陰謀、ユーモア、友情を交えて展開します」と述べている。
全8話から成る『NCIS: Sydney』にはオリヴィア・スワン(『レジェンド・オブ・トゥモロー』)、トッド・ラサンス(『スパルタカスIII ザ・ファイナル』)らが出演。貴重な新作となる『NCIS: Sydney』は11月10日にParamount+ Australiaで独占解禁され、11月13日に米国で封切られる。(海外ドラマNAVI)
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