ハリウッドでは全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)によるストライキが続いているが、米NBCの人気ドラマ『シカゴ P.D.』のキャストらがストライキで仕事ができないスタッフを支援するために献金していたことが明らかとなった。
「One Chicago」をモットーに、互いに支え合う
米Deadlineによると、このキャンペーンは『シカゴ P.D.』で初代AD(アシスタント・ディレクター)を務めたリチャード・ホワイトが主催したという。ホワイトはニューヨークからロサンゼルスに引っ越してADとして働き始めた直後の2007年、WGAのストライキ突入により仕事にあぶれて経済的に苦労した経験があったため、制作スタッフの底辺にいるアシスタントレベルのスタッフを援助したかったとのこと。
ホワイトの呼びかけにより、『シカゴ P.D.』キャストとスタッフが、NBCが制作するドラマシリーズ13作品のセットおよびオフィスで勤務するADや、パーソナル・アシスタントを支援するために献金を開始。その心遣いにより、1週間以上前に各スタッフに1500ドル(約22万円)がまず支給され、2回目も近く渡される予定だ。
寄付を行ったのは、アダム・ルゼック役のパトリック・ジョン・フリューガー、キム・バージェス役のマリーナ・スコーシアーティ、トルーディ・プラット役のエイミー・モートン、ヘイリー・アプトン役のトレイシー・スピリダコス、ショーランナーのグウェン・シガン、脚本家のギャヴィン・ハリスとスコット・ゴールドほか。ホワイトによると、2回も献金してくれたパトリックのおかげで提供できる資金が2万5000ドル(約360万円)に増えたそうだ。
番組の若手スタッフは、朝の撮影セットのオープンから朝食の注文取り、脚本の配布や輸送チームの調整まで幅広い業務をこなしているとホワイトは語る。「ストライキが続く中、彼らのために何かをしようと考えていました。一番(経済的に)大変なのは彼らだと分かっていたからです」
『シカゴ P.D.』のほか『シカゴ・ファイア』や『シカゴ・メッド』から成る『シカゴ』シリーズは「One Chicago」をモットーにしているだけに、スタッフとキャストがお互いを思いやる気持ちや団結力がかなり大きいようだ。
なお、『シカゴ P.D.』『シカゴ・ファイア』 『シカゴ・メッド』は今年4月にそれぞれ新シーズンへ更新されている。『シカゴ・ジャスティス』を含む『シカゴ』フランチャイズはHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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