エミー賞“激戦区”ドラマシリーズ部門に異動する『ホワイト・ロータス』の運命は?

毎年アメリカのテレビ業界で功績を残した番組に与えられるエミー賞。今年度は、「ドラマシリーズ部門」の候補になっているHBO『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』。人気シリーズが多く集まる同部門での受賞の可能性は? 米IndieWireが分析しているので、内容を一部紹介しよう。

エミー賞「ドラマ部門」へ部門チェンジ!

エミー賞の部門の中で、「ドラマ・シリーズ部門」「リミテッド・シリーズ部門」「コメディ・シリーズ部門」は主要3部門とされ特に注目を集めるが、その中でも“連続シリーズもの”が対象になる「ドラマ部門」はエミー賞で最も栄誉があるカテゴリーとされる。

もともとミニシリーズとして製作された『ホワイト・ロータス』は、“1シーズンで完結する作品”が対象となる「リミテッド部門」で2022年の候補作に選ばれ、作品賞ほか計5部門を受賞し、高い評価を受けた。

しかし、ヒットの影響でシーズン2へ更新されたため、今年度は超人気作品が集まる激戦区「ドラマ部門」で競うことになる。

主要部門である作品賞、監督賞、脚本賞、演技賞で11ノミネート(全部門合計23)されている『ホワイト・ロータス』の注目度は十分に高いが、ライバルとなるのは、脅威の19ノミネート(全部門合計27)を誇る『メディア王 ~華麗なる一族~』や12ノミネート(全部門合計24)の『THE LAST OF US』など。

『ホワイト・ロータス』の運命は…?

これらの人気作と並ぶと、『ホワイト・ロータス』の見通しはより厳しくなりそうだ。

演技カテゴリーでは、史上初めて主演男優賞に3人同時ノミネートを果たした『メディア王』が演技賞だけで計14ノミネートと圧倒的な数字を記録。

ただ、助演男優賞には全8人中『メディア王』から4人、『ホワイト・ロータス』から4人がノミネートされており、2作品の一騎打ちに注目だ。

作品賞は、2020年にシーズン2で、2022年にシーズン3で受賞している『メディア王』は、今回がファイナルシーズンということもあり、大本命になることは間違いない。しかし、全体のノミネート数で全体3位につける『ホワイト・ロータス』にも十分に期待できるだろう。

ちなみに、今年のゴールデングローブ賞リミテッドシリーズ部門では、作品賞と助演女優賞を受賞し、全米映画俳優組合賞(通称SAG賞)リミテッドシリーズ部門では、アンサンブル演技賞と助演女優賞を受賞している。

様々な賞の「リミテッドシリーズ部門」を席巻している『ホワイト・ロータス』。エミー賞「ドラマ部門」での結果はいかに…? 毎年9月に開催される受賞式は、現在アメリカで進行中のストライキの影響で、22年ぶりの延期が決まっている。新しい開催日など詳細が分かり次第お伝えする。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン2 © 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.