『ザ・ホワイトハウス』ロブ・ロウ降板理由は「不健全な関係」

米NBCにて1999年から7シーズンにわたって放送された政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』。同作に最初の4シーズン出演していたロブ・ロウが、番組を去った理由を語っている。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが伝えた。

降板したのはこれまで自分がやった最良のこと

ホワイトハウスを舞台に、アメリカ大統領ジェド・バートレットとその側近たちの日々の仕事を描いた『ザ・ホワイトハウス』。アーロン・ソーキン(『ソーシャル・ネットワーク』『ニュースルーム』)がクリエイターを務め、マーティン・シーンら実力派俳優が競演するこの作品は開始当初から高い評価を受け、2000年のプライムタイム・エミー賞で早くも作品賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞を受賞。最終的に全7シーズンで手にしたエミー賞は26に上る。

そんな秀作ドラマにロブはサム・シーボーン広報部次長役としてレギュラー出演していたが、シーズン4をもって降板していた。その理由をロブが、ペン・バッジリー(『ゴシップガール』『YOU ―君がすべて―』)がホストの一人を務めるポッドキャスト番組『Podcrushed(原題)』で語っている。

「不満を抱えた俳優と話した時は毎回そう思うんだけど、俳優と番組の関係が悪くなることはどんな職場でも起こり得るよね。人からサンドバッグのように扱われたり、失敗するのを望まれたり、大事にされなかったりといったことはどんな環境でも起こる可能性があるんだ」

「僕が自分の話をするといつだって、周りから“もう自分の話はしないでおこう”みたいな反応をされる。本などで一部のストーリーはシェアしてきたけど、敢えて明かしていないストーリーがまだ半分くらいあるよ。それを言うと、関わった人がすごく悪く見えてしまうから、そんなことはしたくないからね。ただ、いい経験はしていないんだ」

大ヒットドラマ『ザ・ホワイトハウス』でのロブは自分を「かなり下に見られていた」ので、事態を良くしようと努力したものの、うまくいかず。同作から降板したことは「まるで学校で一番人気の女の子と別れたようなものだった。でも、あれは非常に不健全な関係だと分かっていたから、降板したのはこれまで自分がやったことで最良のことだった」と表現している。重大なことに関しては秘密にするロブは今回も具体的な理由を口にすることはなかったが、彼が降板したのは出演料が原因だったと噂されている。

ただ、これを機にNBCと険悪な関係になったというわけではないようだ。ロブは『ザ・ホワイトハウス』降板後すぐに、同局の『弁護士ジャック・ターナー』に主演したほか、コメディドラマ『Parks and Recreation(原題)』にシーズン2から参加するなど、その後もNBCと何度も一緒に仕事をしている。また、『ザ・ホワイトハウス』ともしばらく離れるとわだかまりが解けたようで、最終シーズンの終盤で再び出演していた。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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