『ストレンジャー・シングス』ノア・シュナップ、カミングアウトしたのはウィル役を演じた影響

Netflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のウィル・バイヤーズ役で知られるノア・シュナップが、作品の中でウィルが直面したセクシュアリティに関する葛藤が、彼自身のカミングアウトに影響を与えたと語った。米Entertaiment Weeklyが報じた。

最初に打ち明けたのは共演のミリー・ボビー・ブラウン

ノアは、今年初めTikTokで自分がゲイであることを告白した。

Varietyとのインタビューで、カミングアウトについてノアは彼のキャラクターであるウィルから影響を受けたと語った。

「ウィルがゲイであることを完全に受け入れてからは、自分自身がそれを受け入れるスピードも速くなったんだ。もしウィルがいなかったら、あのキャラクターを演じることがなかったら、おそらく僕はまだカミングアウトしていなかったと思う」

ノアは、双子の妹クロエと『ストレンジャー・シングス』の共演者ミリー・ボビー・ブラウンに最初に打ち明けたことを明かした。

「彼女に直接伝えようとしたんだけど、難しすぎたんだ。それで、ある日パーティー・シティ(※パーティーグッズを売るチェーン店)の中で、彼女にFaceTimeして、“ミリー、僕はゲイなんだ”って言ったんだ。そしたら彼女は“あー!シュナッパー!やっと言ってくれた!”って感じだったよ」

シーズン5への影響は?

ウィルは作品内で公にカミングアウトしていない。しかし、ノアは、“自分が何者であるかを完全に自覚すること"が、最終シーズンとなるシーズン5での演技に影響を与えるかもしれないと考えている。

「正直に言うと、シーズン5での僕の演技は少し変わるかもしれないね。自分自身についてすべてを知り、それを自分のキャラクターに活かすことができるんだ」

ここ数シーズンは周囲から遠ざかっていたウィルだが、シーズン5で「再び主役になる」と、『ストレンジャー・シングス』のクリエイター、ロス・ダファーは予告している。

「彼が感じる感情は、うまくいけばシリーズ全体を結びつけることになると感じている。ウィルは幼く、内向的で、守られる存在であることに慣れている。だから彼の旅路の一部は、セクシュアリティだけでなく、彼が成長した若者として本領を発揮することなんだ」

(海外ドラマNAVI)

Photo:©Courtesy of Netflix