『LAW&ORDER』『シカゴ』シリーズなど秋からの新シーズンは来年までおあずけ?

シカゴを舞台にしたドラマ『シカゴ』シリーズやニューヨークを舞台にしたクライムドラマ『LAW&ORDER』などを放送する米NBCが、秋からの新シーズンでは新作がお披露目できない可能性を示唆した。米TV Lineが報じている。

新シーズンの延期を発表

現在ハリウッドで行われている全米脚本家組合(WGA)と全米俳優組合(SAG‐AFTRA)のストライキの影響で、NBCの秋の計画が大幅に変更となる。

同局は7月19日(水)、『Night Court(原題)』『シカゴ・メッド』『シカゴ・ファイア』『シカゴP.D.』『LAW & ORDER』『LAW & ORDER :性犯罪特捜班』それぞれの新シーズンをミッドシーズンと呼ばれる2024年新春に延期すると発表した。

他にもこれより以前に『LAW & ORDER:組織犯罪特捜班』『Lopez vs. Lopez(原題)』、『ラ・ブレア』、またDCのアローバースで、ジョン・クライヤーを演じたジョン・クライヤー主演の新シットコム『Extended Family(原題)』のスタートも同じく延期となっている。

一方、『私立探偵マグナム』のシーズン5後半は、かなり前に撮影され、当初はミッドシーズンに放送される予定だったが、秋に前倒しされた。

本作は米国で10月4日から毎週水曜日午後10時に放送され、火曜日に放送されていた新作『Quantum Leap(原題)』(二度のストライキに先立ち、シーズン2の放送が開始された)の新エピソードに続く枠での放送となる。

1980年台に人気を博した同名のリブート版シットコム『Night Court』もシーズン1終了後シーズン2の制作を続けていたが、情報筋によると、ストライキが始まる前に完成したのはわずか2話だけだったという。

すでにもっと多く話数ができている『Extended Family』とともに秋のコメディ放送枠を立ち上げるには十分ではないようだ。

リアリティ番組の『The Voice(原題)』はその穴を埋めるため、火曜日に2時間に拡大され、最初の1時間は月曜日の番組の総集編となる。

他の放送局は?

他局である米ABCと米FOXの秋の放送予定は、脚本家が必要のないリアリティ番組で埋まっている。

米CWは台本のないリアリティ番組と買収した台本ありのシリーズの両方を放送する予定だが、2018年から放送されている人気スポーツドラマ『All American(原題)』の新シーズン放送をこの秋から来年のミッドシーズンに変更した。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『シカゴ・ファイア』© 2021 NBCUniversal Media, LLC