夏の風物詩とも言えるホラー。スリリングな展開、超常現象、時にはバイオレンスな描写で見るものをハラハラさせる。映画として製作されることの多かったジャンルだが、視聴者がより物語に没頭しやすいテレビでもさまざまな作品が製作されてきた。
このほど米Colliderは、アメリカの掲示板型ソーシャルサイト「Reddit」から、人気のホラー系ドラマを調査。2021年に配信されたNetflixオリジナルの『真夜中のミサ』や、放送から30年以上経ってもカルト的人気を誇る『ツイン・ピークス』などをリストアップした。
暑い夏の夜のお供にぜひチェックしてみて。
ホラー系おすすめ海外ドラマ【10選】
- 『ハンニバル』(2013-2015)
- 『ツイン・ピークス』(1990-1991)
- 『Channel ZERO』(2016-2018)
- 『ザ・テラー』(2018-2019)
- 『ナイトメア 〜血塗られた秘密〜』(2014-2016)
- 『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』(2018)
- 『マリアンヌ -呪われた物語-』(2019)
- 『エクソシスト』(2016-2018)
- 『アメリカン・ホラー・ストーリー』(2011-)
- 『真夜中のミサ』(2021)
『Channel ZERO』シリーズ(2016 - 2018)
アメリカで有名な“クリーピーパスタ(=インターネット上でコピーアンドペーストを通じて流布している、恐怖を煽る説話や画像のこと)”をベースにしたアンソロジーシリーズ。『キャンドル・コーヴ』(シーズン1)、『ノーエンド・ハウス』(シーズン2)、『ブッチャーズ・ブロック』(シーズン3)、『ドリーム・ドア』(シーズン4)の4本がドラマ化され、『ハンニバル』の脚本に参加したニック・アントスカが企画・製作総指揮を務めた。
特に、シーズン3の『ブッチャーズ・ブロック』は「最も恐ろしいストーリーの一つ」とRedditのユーザーから評価されている。
『Channel ZERO』シリーズはAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にてレンタル・購入が可能。
『ツイン・ピークス』(1990-1991)
ホラーのテレビドラマを語る上で欠かせないのがデヴィッド・リンチ&マーク・フロストが手がけた『ツイン・ピークス』。小さな町で起きたある少女の殺人事件を起点とし、複雑な人間模様や不可解な超常現象が展開されていく。2017年には続編となる『ツイン・ピークス The Return』が放送された。
時代を超えて生き残る作品として評価されており、あるユーザーは「『ツイン・ピークス』のホラー要素は、他のホラー映画やドラマよりもずっと効果的だと思う。それ以外の部分をじっくりと作り上げているから」とのコメントを残している。
『ツイン・ピークス』はU-NEXTにて配信中。
『ハンニバル』(2013-2015)
マッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシーが共演する『ハンニバル』は、トマス・ハリスの小説「レッド・ドラゴン」を下敷きに、1991年の映画『羊たちの沈黙』で有名なハンニバル・レクター博士の若き日を描くサイコスリラー。ハンニバルとFBI犯罪プロファイラーのウィル・グレアムの謎めいたつながりに焦点を当てる。
あるユーザーは「『ハンニバル』以上のドラマはない」と大絶賛。素晴らしいビジュアルに、ユニークなストーリーテリングと複雑な人物描写が魅力を生んでいる。
『ハンニバル』はU-NEXT、アマゾンプライム(「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」)などで配信中。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ハンニバル』© 2015 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved./『ツイン・ピークス』(C)1992TwinPeaksproductions.AllRightsReserved/『Channel ZERO』「ノーエンド・ハウス」「ドリーム・ドア」©Universal Cable Productions LLC. ALL RIGHTS RESERVED.