福士蒼汰出演の海外ドラマ『THE HEAD』Season2、制作秘話と人々の心をつかむテーマ性とは?

超大型国際連続ドラマ『THE HEAD』は、Huluにて独占配信中! “正義”と”理性”どちらが大事なのか? 本作の制作秘話と人々の心をつかむテーマ性を監督と製作総指揮のインタビューと共に紹介しよう。

国境を越える大ヒット作『THE HEAD』

新たな心理サバイバルが静かに幕を開ける──!

ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導し、オンライン動画配信サービスHuluも製作に参画している超大型国際連続ドラマ。Huluでも全話独占配信中のSeason1では、辺境の地にある南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫る“震撼の極限心理サバイバル・スリラー”として世界を熱狂させた。
Season2でも世界各国を代表するような俳優陣が結集し、日本からもメインキャストの一人として海外ドラマ初出演の福士蒼汰が出演することもあり、日本国内でも大きな話題となっている。

福士蒼汰

考察や犯人予想を楽しむファンたちも!

既にSeason2は、北米はじめ、ヨーロッパ、南米など世界各国でも放送&配信されているが、ついに日本でも、先月よりHuluにて配信が開始し、現在第2話まで好評配信中だ。
SNS上でも「Season2おもしろすぎて3話が待ち遠しいし犯人が全然わからん」、「全員怪しく見えてきた、こっからがまた面白いんだろなぁ」とそのスリリングな展開と未だ見えぬ犯人像に、視聴者までも疑心暗鬼に陥り、さらに様々な考察や犯人予想を楽しむファンも現れ、ますますの盛り上がりをみせている。

Season1からSeason2へのアップグレード

『THE HEAD』Season1の大成功

Huluオリジナル『THE HEAD』Season1は配信当時30ヵ国での展開を想定していたものの、視聴者や批評家からも称賛され、結果的に放送・配信国が公開当初の 3倍となる世界90の国と地域に拡大するなど大成功を収めた。配信当時、映画評価サイトRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)でも、批評家によるトマトメーター90%、オーディエンススコアも75%と双方において高評価を獲得。

批評家レビューにも「魅惑的で、美しい短編シリーズであり、限りない賞賛に値する」「力強い演技と破天荒なストーリーテリング。5分ごとにひねりがあり、それらが相まって、信じられないほど見応えのあるスリラーに仕上がっている」と絶賛評が並んだ。

Season1を上回る設定やストーリー

これだけ評価の高かったSeason1を上回る設定やストーリーはどのように生まれたのか。
そしてなぜ我々がSeason2を観るべきなのか。監督のホルヘ・ドラドは「Season2の物語を考えるときに、プロデューサーや脚本家はじめ多くの人と会話する中で、Season1で登場した2人の強力なキャラクター、天才生物学者アーサー(ジョン・リンチ)と医師のマギー(キャサリン・オドネリー)を中心に構成していこうと決めた。

「彼らの対決構造をよりダイナミックに、新たなキャラクターたちと共に展開しようと考えていきました」と話す。

アーサー役ジョン・リンチ

壮大なスケールと臨場感のある撮影現場

さらに、エミー賞を受賞した世界的ヒットドラマ『HOMELAND/ホームランド』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めた本作の製作総指揮のラン・テレムは、インタビューで以下のように語る。

「まずは舞台をどのように設定していくべきか悩み、我々には決断すべきたくさんの選択肢がありました。Season1の南極と同様、誰も助けに来ることができない隔離された場所はどこか、そんな場所を探そうと。そしてそれは、太平洋に浮かぶ船にしよう、という結論になった。地球の70%は海だから、海のどこにするかが難しかったよ(笑)」

そして「船のセットを作るのは本当に費用が掛かる。だから本物の船(全長150mの貨物船)で、短期集中して撮影したよ。初めて見たときは、これ自分たちの船?巨大すぎる!と驚いたよ。でもそのおかげでキャスト達も本当の船の上で、リアルに演じられたと思う」と壮大なスケールと臨場感のある撮影現場だったと当時を振り返った。

オスカル役エンリケ・アルセ

正義と理性のどちらが大事なのか?

さらにどのようにSeason2へ物語をスケールアップさせていったかについて聞くとランは「Season1では1つの場所で物語を進めたが、Season2では異なる場所での複数のストーリーを用意しました。そして各登場人物たちが持つ背景や過去をより丁寧に十分に描くことにしました。そうすることで、より登場人物たちに感情移入しやすくなり、物語が豊かになると考えたよ」とSeason2への自信と、なぜ世界中の人々がここまで物語に引き込まれてしまうのか、その秘密を語りました。

さらに「THE HEADのSeason全体を通したテーマは、正義と理性のどちらが大事なのか、残虐的な罪を犯した人でも世界を救えるなら許していいのか、地球全体を救うためなら目を瞑っていていいのか、正義は絶対なのか、一度目を瞑れば我々はそこから落ちるだけなのか、ということです」と人間の本質的な部分を描くからこそ、このシリーズが国境を越え人々の心に届く理由を語った。

映像業界の未来について

『THE HEAD』シリーズはスペインの最大手スタジオであるMEDIAPRO STUDIOとHulu Japanの日欧合作として壮大なスケールと世界各国から才能溢れるスタッフ&キャストが集結し製作、世界中で配信されているが、昨今競うかのように良質な国際ドラマが多く製作されている、映像エンターテイメントの情勢についてホルヘ・ドラド監督はとてもポジティブに捉えている。

「監督として思うのは、これだけ多くのドラマが制作されて、みんなが異なることをやろうと挑戦するのは実験的で素晴らしいニュースだよ。少し前はやはりハリウッドの映画が主流で、その型をみんな使いたがった。でも今はストーリーや映像自体の見せ方も、いろいろな視点が増えて、みんなが違うことを試そうと競い合っている。それは自由を与えるものだし、市場がどんどんクレイジーになっていくよね(笑)だからこれからの(業界の)未来に心地よさを感じているよ」とホルヘ監督らしいコメント。

製作総指揮のランも「プロデューサー達にとってもこれからの未来はとても興味深い。市場で求められるものは常に変わり続けているからね。でも変わらないものもあって、それは確かなクオリティだと思う。様々な映像プラットフォームが増え、そのプラットフォームは多様性を求めている。人々への届き方も変わっているよね。視聴者への間口は大きく広がると同時に、私ももっと良質で面白くて、パワフルなストーリーを届けたいと思っているよ」と確かな信念を語った。

そんな2人と世界各国から集められたスタッフ&キャストによって製作されたHuluオリジナル『THE HEAD』Season1、そしてより壮大かつ、より観るものを物語の中に引き込むSeason2に注目だ。

Huluオリジナル『THE HEAD』配信情報

    『THE HEAD』Season1
    Huluにて全話配信中、7月9日(日)23:59 までTVerでも見逃し配信中(第6話は7月1日~配信開始)

    『THE HEAD』Season2
    Huluにて独占配信中(毎週土曜新エピソード追加/全6話)
    【第1~3話】独占配信中
    【第4話】7月8日(土)から配信
    【第5話】7月15日(土)から配信
    【第6話】7月22日(土)から配信

    (海外ドラマNAVI)

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    Photo:Huluオリジナル『THE HEAD』Season2©Hulu Japan