プライド月間（Pride Month）も間もなく終了…。ここ近年、映画やドラマシリーズではLGBTQ＋の登場人物が増え、キャラクターの多様性をより高める動きが強まっている。そして時には、キャストが「自身のキャラクターをクィアに変更してほしい」と申し出るケースもあるようだ。そんな俳優を米BuzzFeedが選出しているので、そのうち5人を紹介しよう。
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ステファニー・ベアトリス：『ブルックリン・ナイン-ナイン』のローザ・ディアス
ステファニー・ベアトリスが、Twitterでバイセクシャルであることをカミングアウトした1年後、『ブルックリン・ナイン-ナイン』の共同クリエイターであるダニエル・ゴーアは、彼女が演じるローザ・ディアスをバイセクシャルにすることについてどう思うか本人に尋ねたという。
その提案にステファニーが同意し、二人は協力してストーリーを作り上げそうだ。ステファニーは、「“バイセクシュアル ”という言葉があまり聞かれない時代に育ったから、“バイセクシュアル”という言葉が私にとって重要だったんです」と語っている。
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マヤ・ホーク：『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のロビン・バックリー
シリーズの撮影中にマヤ・ホークは、「ロビンとスティーブは一緒になるべきじゃない、彼女はゲイなんだ」と感じ始めたという。そこでマヤは、クリエイターのダファー兄弟と製作総指揮のショーン・レヴィと何度も話し合いを重ね、ロビンの性的嗜好が変更に。その結果についてマヤは、「本当に満足しています」とコメントしている。
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ナヤ・リヴェラ：『Glee／グリー』のサンタナ・ロペス
劇中でサンタナが友達だったブリタニーと付き合い始めた後、サンタナ役のナヤ・リヴェラは番組のプロデューサーたちに、「世間にはクィアであることが冗談では済まされない人たちがいるのだから、もっと（二人の関係を）シリアスにして、キャラクターで遊ばないようにしてほしい」と促したのだとか。また、「彼らのリアルな人生なのだから」とも付け加えていた。
『Glee／グリー』はDisney+（ディズニープラス）で全シーズン配信中。
サラ・ラミレス：『グレイズ・アナトミー』のカリー・トーレス
シーズン4でサラ・ラミレスはクリエイターのションダ・ライムズに、「カリーが、“自分は男性だけでなく女性にも惹かれるんだ”と悟るストーリーを追求したい」と伝えたのだそう。最終的にカリーは、シリーズで最も長く登場したLGBTQ＋キャラクターとなった。
脚本・ショーランナーのクリスタ・ヴァーノフは、「カリーのバイセクシュアリティがカルチャー全体に与えた社会的な影響は、誇張しても言い過ぎではないと思います。あの当時、TVでバイセクシュアリティはほとんど目に出来ませんでしたから。私自身、バイセクシュアルをカミングアウトした二人の子どもがいますが、カリーとサラが公にカミングアウトしたことと無関係だとは思いません」と語っていた。
『グレイズ・アナトミー』はDisney+（ディズニープラス）でシーズン18まで配信中。
ラクラン・ワトソン：『サブリナ：ダーク・アドベンチャー』のテオ・パットマン
ラクランはテオ役にキャスティングされた時、ショーランナーのロベルト・アギーレ＝サカサと脚本家たちに、劇中におけるキャラクターの変遷をゆっくり進めてほしいと頼んだのだそう。
ラクランは、「少し待って、キャラクターがグレーゾーンで生きることも可能だと示したんです。このシーズンで自分にとって本当に重要だったのは、決して救われる必要のない、パワフルで強いクィアのキャラクターを見せることでした。彼らは実際、他人を救うことができるんですから」と語っていた。
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多様なキャラクターがドラマや映画に登場することは、当事者を勇気づけることだけでなく、社会に正しい認識を促すことにもつながる。プライド月間である6月が終わっても、海外ドラマNAVIでは、海外ドラマにおけるLGBTQ＋関連ニュースを発信していく。（海外ドラマNAVI）
