ドラマ版として復活した『フル・モンティ』ロバート・カーライルらキャストインタビュー!
ガズ役ロバート・カーライル

英国アカデミー賞作品賞&主演男優賞受賞、米アカデミー賞作曲賞など数多くの賞に輝いた1997年のコメディ映画『フル・モンティ』が、ドラマシリーズ版となってDisney+(ディズニープラス)にて独占配信中! 6人のメインキャスト全員が再集結して話題を集めている本作から、主人公ガズ役を演じたロバート・カーライル(『トレインスポッティング』シリーズ)、ガズの息子ネイサン役ウィリアム・スネイプ(『ジェントルマン・ジャック 紳士と呼ばれたレディ』)、そして本作から登場するガズの娘デスティニー役タリサ・ウィング(『アレックス・ライダー』)らのインタビューが到着した。

ドラマ版『フル・モンティ』概要

シリーズ版の設定は映画の25年後。舞台となるのは同じく英国のシェフィールド。工業は廃れ、医療、教育、雇用も崩壊しつつある状況下で、あの深い絆で結ばれている仲間たちの、明るくておバカで、そして崖っぷちで生きる様子を描く。

6人の冴えない男たちが全てをさらけ出してから25年。相変わらず珍騒動を繰り広げていたが、ある悲劇に見舞われ、大切な友達のため再び一致団結することに…。

『フル・モンティ』キャストインタビュー

「僕らは家族なんだ」

――素晴らしい作品、おめでとうございます!
全員:ありがとうございます。

――『トレインスポッティング』の続編を作るのに、20年ぐらいかかりました。ですが、『フル・モンティ』は25年ぶりの続編となります。ロバートとウィリアム、この続編の話を最初に聞いたとき、あなたたちはどう感じましたか? そしてタリサ、あなたがこの続編に参加すると知ったとき、どう感じましたか?

ウィリアム・スネイプ(以下W):撮影が始まるずっと前にサイモン(・ボーファイ)から電話がかかってきて、「バンド(映画)を再結成するよ。タンバリンを演奏してみないか?」って言われたんだ。そして僕は、「100%やります」って答えたよ。それは、11歳の時の僕にとって、人生でとても大きな部分を占めていた。僕は元々シェフィールド出身で、この映画のことをとても大切に思っているんだ。だから、すぐに決めたよ。そして、みんながまた一緒になって練習を始めたら、僕はすぐにタンバリンを持ってそこにいたよ。結局、僕らは家族なんだ。またそこに舞い戻って、仲間に会って、一緒に遊んだりするのは、まさに夢だった。

ロバート・カーライル(以下R):僕は『トレインスポッティング』の2作目に参加して、それが素晴らしい経験だったから、この作品も間違いなくうまくいくというのは分かっていたんだ。再びガズ役に戻る機会を得たのと、オリジナルの脚本家であるサイモン・ビューフォイと仕事をするのは、明らかに逃すことのできない機会だったね。

タリサ・ウィング(以下T):私にとっては、とてもエキサイティングなことだったわ。最初に電話をもらった時は、かなり緊張した。その電話がかかってきから2日後にはすぐに本読みに入ったの。そして初日、みんなに会ったときのことは一生忘れないわ。みんながとても優しくて温かく迎えてくれたわ。サイモンは、デスティニーというキャラクターを知り尽くしているの。そして、私が彼女の過去を演じることがなかったとしても、デスティニーについて私が抱いていた質問や、物語の中で私たちが彼女に会うまでの間に彼女が何をしていたかについて、彼は答えることができたの。だから、私は彼女の人生の辞書のようなものを手に入れたような感じだったの。本当に素晴らしかったわ。

ネイサン役ウィリアム・スネイプ

登場人物たちと同じぐらい、イギリスの現状も描かれる

――このシリーズの撮影を振り返って、ようやくこのシリーズが公開される今のお気持ちをお聞かせください。

R:オリジナルの映画から25年経っている。そして、この25年間は大変だった。このキャラクターたちにとっても大変なことだらけだった。この国の保守的な支配や、緊縮財政の25年間に耐えなければならなかった。そして、それが彼らの人生を少しずつ削り取ることになったんだ。それはまた、この国のインフラも削りとっていった。あなたたちにもそれが分かると思うし、脚本にも表れている。この国の学校の状況、それは見ての通りだよ。オリジナルの映画で、90年代のシェフィールドの鉄鋼業の衰退に焦点を当てていたのと同様に、このドラマシリーズでは、登場人物たちがどのように過ごしているかと同じぐらい、現在の国(イギリス)の状態も描かれているんだ。

W:僕はこの映画をとても大切に思っているし、そこに参加したことをとても誇りに思っている。だから、この役、このキャラクターたち、そしてある程度このストーリーを再現することを聞くと、そこには不安になる要素もあると思うんだ。なぜなら、オリジナルの作品にできるだけ忠実でありたいと思うからだよ。でも、脚本を受け取った途端「これは素晴らしいものになるぞ。みんなに共感してもらえるものになる」と感じたよ。なぜなら、この国は今、多くのことを経験しているからだ。そして、取り組むべき問題がある。そして登場人物たちが、今の社会でそういった場所をうまく切り抜けていくための方法なんだ。

T:私にとっては、俳優として非常にユニークな機会だったわ。それに、どこかとても安全に感じられるものだった。なぜなら、この映画には素晴らしい遺産があることを知っているからなの。そして、この作品に参加すると、自分の周りにこういった支援やサポートがあるように感じるの。でも、それがどう受け取られるかは楽しみね。この作品に戻って、これらのキャラクターたちに再び会えるというのは、とてもユニークなことだと思う。

デスティニー役タリサ・ウィング

映画とドラマで役作りの違い

――ロバートとウィリアムに質問です。この番組は映画として始まりました。 そして今回、全8話のドラマシリーズとなりました。映画とドラマの間で、同じキャラクターへの役作りの仕方に違いはありましたか?

R:映画とテレビドラマの大きな違いは、基本的に時間だよ。映画では90分、110分だけど、今回は8時間かけて、これらの登場人物たちと彼らの人生を掘り下げるんだ。だから、そこには大きな違いがある。それが、最終的に僕をやる気にさせたんだ。これは完璧だと思った。すべてのキャラクターをもう少し深く見ることができるんだ。この国で起きている問題や課題を、もっと深く見ることができるんだ。

W:オリジナルの映画版を撮影したとき、僕は11歳だった。それまで演技をしたことはなかったから、それが初めてのプロの仕事だった。だから、最初のトレーニングは、こういった素晴らしい俳優たちを見て、彼らから学ぶことだった。特にボビー(ロバート)は、僕に時間を惜しまず接してくれた。そして、僕たちは本当に早く、親密な関係を築くことができた。それから25年以上経った今、僕は演劇学校に通って、僕には役作りのプロセスがある。だから、あの映画を振り返って、ロバートがガズにもたらしたことや、映画で僕の母親を演じたエミリー・ウーフのキャラクターの断片を取り入れることができたんだ。彼らの人物描写の要素を使って、ネイサンという役柄に反映させることができたんだ。11歳の自分を見つめ直し、その役を25年以上経ってから復活させる機会を得た俳優は他に思いつかないよ。サイモンやアリスのような素晴らしい脚本家がいれば、そういった仕事をとても簡単なものにしてくれるんだ。

ガズ役ロバート・カーライル

日本のファンにメッセージ

――最後に、この映画を楽しみにしている日本のファンに向けて一言お願いします。

R:僕は最近バンクーバーに住んでいるんだ。そこには多くの日本人がいる。そして、僕には日本人の友達がたくさんできた。だから、彼らに楽しんでもらえることを願っているよ。彼らにこの作品を理解してもらえることを願っている(笑)

(一同笑)

R:彼らはきっと、それを(作品を)楽しんで見てくれると思う。

T:そうね。

全員:ありがとうございました!

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『フル・モンティ』© 2023 Disney and its related entities ディズニープラスのスターで独占配信中