打ち切りになったけど「2023年でも見る価値アリ」のドラマ4選

海外ドラマは、クリフハンガーでシーズンが終了したのに番組がキャンセルになり、物語が尻切れトンボのままの作品が少なくない。だからといって、中途半端に終わったシリーズを見る価値がないわけではない。米Screen Rantが、そんなドラマシリーズを取り上げているので、その中から4作品を紹介しよう。

『サンタクラリータ・ダイエット』

ロサンゼルス郊外のサンタクラリータを舞台に、突然“アンデッド”（不死者）”になり、人肉への渇望を抑えられなくなったシーラと、そんな妻を必死に支えるため殺人に手を染める夫ジョエルが繰り広げる騒動をコミカルに描いたシリーズ。

あらすじだけ見ると、ダークでシリアスなタッチで描かれそうなテーマだが、本作は激しいグロ描写に、軽快な極上ユーモアが加味された異色作。

シーラの身体に起こった異変の原因に迫っていたが、2019年にシーズン3をもってキャンセルが決定……。物語はクリフハンガーで終わっているが、近づきつつある夏にイッキ見したい秀作ホラー・コメディシリーズとなっているので要チェックだ。

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『マインドハンター』

1970年代後半を舞台にした本作の主人公は、実在のFBI捜査官ジョン・ダグラスをモデルにしたホールデン・フォード。犯罪者のプロファイリングという概念が存在しなかった時代に、犯罪行動科学に基づき、犯人を割り出していく手法を生み出したフォードと彼のチームが、実在の連続殺人鬼を追い詰めていく様がスリリングに描かれる。

絶賛された本作は、フォードたちが実在の絞殺魔、“BTK”の逮捕に肉迫しつつあったシーズン2が配信されたのち、ファンやキャスト陣のシーズン3を望む声もむなしく、2023年2月に終了のニュースが報じられた。

製作・エピソード監督を務めたデヴィッド・フィンチャーが、「シーズン3を実現するには予算が問題だ」と発言していたため復活は難しいようだが、フィンチャーが描く独特の世界観が好きな人は、今でも見逃し厳禁の作品だ。

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『ブル～ス一家は大暴走！』

米FOXにて2003年より3シーズンにわたって放送された本作は、家族経営の会社で社長を務める父親が不正会計容疑で逮捕され、それをきっかけに変人ばかりの家族を養うハメになった次男マイケルの奮闘が描かれる。

一度は打ち切られたシリーズがNetflixに救済され、約7年の時を経て復活。Netflixにて2013年にシーズン4、その5年後となる2018年にシーズン5が配信されるという、奇妙な道のりを辿った。しかも、本作は再びキャンセルになった模様で、シーズン6に関する発表はナシ……。

時を隔ててキャンセル＆復活＆更新を経験したシリーズだけに、キャストの容姿の変化も加わり、今だからこそブルース家の歴史を振り返りながら楽しめるのではないだろうか。

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『Marvel デアデビル』

昼は弁護士、夜はクライムファイターとしてヘルズキッチンを守る盲目のスーパーヒーロー、デアデビル／マット・マードックを描く人気ドラマシリーズ。

今、本作を観なければならない理由は、キャラクターの権利がNetflixからディズニーへ移り、Disney＋（ディズニープラス）で新作ドラマ『Daredevil: Born Again（原題）』（2024年解禁予定）としてデアデビルが復活するからだ。

タイトルロールでカムバックするチャーリー・コックスは、マーベル映画『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』、ドラマ『シー・ハルク：ザ・アトーニー』にカメオ出演を果たしている。『Daredevil: Born Again』には、Netflix版でデアデビルの宿敵、キングピン／ウィルソン・フィスク役を演じたヴィンセント・ドノフリオも復帰するため、『Marvel デアデビル』を観て新作ドラマに備えておきたい。

（海外ドラマNAVI）

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