先日、Disney+(ディズニープラス)が『ウィロー』や『ビッグショット』など40作品以上のシリーズを配信から削除すると発表したが、そのリストの数が更に増し、『マーベル ランナウェイズ』などは事前告知なしに外されたことが明らかになった。米Slash Filmが報じている。
トータルで100作品以上の配信が終了…
5月26日(金)以降、ディズニープラスだけでなく米Hulu(日本のHuluとは別)において、トータルで100作品以上の配信が終了した。
すでに『ウィロー』、『ビッグショット』、『ターナー&フーチ/すてきな相棒』、『飛べないアヒル -ゲームチェンジャー-』、『ジャスト・ビヨンド 怪奇の学園』、『未来の大統領の日記』、『秘密結社ベネディクト団』、『マーキュリー・セブン』、『Y:ザ・ラストマン』、『ドールフェイス』、『ジェフ・ゴールドブラムの世界探求』などの削除が発表されていた。
しかし、予告のなかった『マーベル ランナウェイズ』や『ホット・ゾーン』、『セックス・ピストルズ』、『フューチャーマン』、『ブラック・ナーシサス』、ドキュメンタリーシリーズ『マーベル616』なども配信が終了していたことが明らかとなった。
『マーベル ランナウェイズ』は、自分たちの親がヴィランだと知った6人のティーンエイジャーが特殊パワーを覚醒させ、悪に立ち向かっていく姿が描かれるシリーズ。2017年より3シーズンにわたって米Huluで製作された。
マーベル作品が予告なしに配信リストから外されるとは驚きだが、同じく米Hulu製作のマーベルドラマ『ヘルストローム』は現在も配信中だ。しかし将来的には、同シリーズも削除の対象となる可能性はあるだろう。
『マーベル ランナウェイズ』が配信ストップとなった理由は明かされていないが、ディズニーによる配信コンテンツの見直しが関係していると思われる。5月10日(水)に行われたディズニー決算会見でCFOのクリスティーン・マッカーシーは、「我々はコンテンツキュレーションへのアプローチにおける戦略的変化に合わせて、DTCサービスのコンテンツを見直しているところです」と述べていた。
ハリウッド全体で収益性を重視した戦略の再検討がなされており、ディズニーだけでなく、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーやAMC、Showtimeが配信作品の縮小を行っている。
今後は、「配信サービスのオリジナル作品は永遠にストリーミングされ続ける」という思い込みを改める必要がありそうだ。(海外ドラマNAVI)
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