『ウィロー』『ビッグショット』…Disney+作品が40作以上配信から外れることに

『ウィロー』や『ビッグショット』など40作以上のDisney+(ディズニープラス)作品が配信から外れることになったと、米Deadlineほか複数のメディアが伝えている。

収益性を重視。『スター・ウォーズ』仕様ホテルも閉鎖へ

Disneyによるこの決断は世界規模で実行されるもの。5月26日を境に、多数の作品がDisney+と米Hulu(日本のHuluとは別)で見られなくなってしまう。配信中止となる作品は、『ウィロー』、『ビッグショット』、『ターナー&フーチ/すてきな相棒』、『飛べないアヒル -ゲームチェンジャー-』、『ジャスト・ビヨンド 怪奇の学園』、『未来の大統領の日記』、『秘密結社ベネディクト団』、『マーキュリー・セブン』、『Y:ザ・ラストマン』、『ドールフェイス』、『ジェフ・ゴールドブラムの世界探求』など。こうして見ると、総話数の少ないシリーズや配信用に製作された映画が対象のようだ。

15億ドル(約2070億円)から18億ドル(約2484億円)のコンテンツ減損費用が伴う今回の決定は、5月10日に行われたディズニー決算会見で発表された。「我々はコンテンツキュレーションへのアプローチにおける戦略的変化に合わせて、DTCサービスのコンテンツを見直しているところです」と、この時CFOのクリスティーン・マッカーシーは述べていた。

ハリウッド全体で収益性を重視した戦略の再検討がなされており、ディズニーもコスト削減策としてこの方法を取り入れたようだ。そのほかには、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーやAMC、Showtimeが配信作品の縮小を行っている。

ディズニーに関しては、2022年2月にオープンしたスター・ウォーズの体験型ホテル「Star Wars: Galactic Starcruiser」が閉鎖されることも伝えられている。フロリダ州にあるディズニー・ハリウッド・スタジオに作られたこのホテルは、2泊3日の宇宙クルーズ体験が売りで、スター・ウォーズの世界観の中、特別に用意されたストーリーとともにファンはまるで異世界に入り込んだように没入して楽しむことができる。このホテルの最終日程は9月28日から9月30日にかけての2泊3日とのこと。ファンは駆け込み予約するしかない!?

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline