『ナース・ジャッキー』『Weeds』がオリジナルキャストで復活へ!あの人は疑問視

型破りなナースのジャッキーが活躍するダークコメディ『ナース・ジャッキー』と、主婦がマリファナの売人となる犯罪ドラマ『Weeds ~ママの秘密』がオリジナルキャストで復活すると、米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

Showtimeドラマがまたもよみがえる?

米Showtimeにて『Weeds』は2005年から2012年までの8シーズン、『ナース・ジャッキー』は2009年から2015年までの7シーズンにわたって放送された。Showtimeと制作スタジオであるLionsgateの担当者はコメントを控えているが、現在制作の初期段階にあるこれら2作の続編は、『ナース・ジャッキー』主役ジャッキー・ペイトン役のイーディ・ファルコと、『Weeds』主役ナンシー・ボトウィン役のメアリー=ルイーズ・パーカーが主演と製作総指揮を務めることになっていると言われている。情報筋によると、プロジェクトはまだまとまっておらず、契約も交渉中とのこと。

『Weeds』復活版は、デンマークのコメディドラマ『RITA リタ』のクリエイターであるクリスチャン・トープが脚本と製作総指揮を担当。ナンシー(メアリー=ルイーズ)はコペンハーゲンに暮らしている設定のようだ。

一方『ナース・ジャッキー』の復活版は、オリジナルで監督・脚本を担当したエイブ・シルヴィアと企画・製作総指揮・脚本を兼任していたリズ・ブリクシウスの二人が脚本・製作総指揮を担うが、コンセプトはまだ確定していないという。同作の復活を思いつき、イーディとシルヴィアを引き合わせたと言われているShowtime元チーフのロバート・グリーンブラットが、両プロジェクトの製作総指揮を務める。

これらの続編は、早ければ2024年第1四半期(脚本家ストライキの終結を条件とする)のスタートを予定しており、急ピッチで進められている。Showtimeは2019年に『Lの世界』を、2021年には『デクスター』をよみがえらせている。

『Weeds』に関しては、続編の制作が進められていると判明してから約4年が経った。2019年に復活版のニュースを米Varietyが独占的に伝えた際には、新シリーズでもメアリー=ルイーズがナンシー・ボトウィン役を再び演じる上、製作総指揮を務めることになっていた。しかし、ナンシーの義理の弟アンディ・ボトウィンを演じたジャスティン・カークは、リブートに懐疑的なようだ。

「ファンだとしても、私たち全員が年老いた姿で戻ってくるのを本当に見たいでしょうか? あの作品はシーズン8で終わるべきだったので終わったのだと思っています」とVarietyに語っている。「みんなのことを愛しているし、自分のキャラクターも大好きですが、リブートについては恐らくみなさんと同じくらいの知識しかありません。制作側が復活版のことを話していたことは知っています。様々な噂を耳にしました。オリジナルのキャラクターたちの若かりし日のバージョンが登場する前日譚で、その後はフラッシュフォワードでオリジナルを演じた僕らの姿も少しだけ映るという話を聞いたこともあります。だから、どうなるのかまったく分からないんです。ただ、不思議なことに最近またその噂を耳にしたので、くたびれた死骸を引きずり出そうとしているのかもしれませんね」

ジャスティンはさらにこう続けた。「制作予定とされている作品はたくさんあります。でも私のエージェントからは何も聞いていません。多分、私が演じたアンディは別の俳優に演じさせるつもりなんでしょう。私は(オリジナルキャストたちが集まって25年ぶりに続編として制作された)『ツイン・ピークス The Return』が大好きです。自分がハマっていた作品に出演していた人たちをまた見られるというのは、彼らがどんなに年を取っていてもワクワクしますよね。どこかカッコいいんです。そこには何か伝えるべき物語があるはずだし、それをやる理由もあるはず。どうなるか楽しみですね」

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline