日本食ラバーにおすすめしたい!日本発の“美味しそう”なドラマ【7選】

この記事では、英字情報メディアTokyo Weekenderで紹介されている日本食が大好きな海外の方におすすめしたい日本のドラマを7つご紹介しよう。

『舞妓さんちのまかないさん』

中学校を卒業したキヨと親友のすみれは、祇園の舞妓さんになることを夢見て、故郷の青森を離れて京都へやってくる。舞妓さんや見習いが共同で生活する屋形に住み込み、稽古に勤しんでいたが、みるみる上達して才能を発揮していくすみれとは対照的に、いつもキヨは失敗ばかり。とうとう「舞妓には向いていないから」と青森へ帰るよう言われてしまう。ところが、キヨがつくった親子丼がみんなに好評だったことをきっかけに、屋形で毎日のごはんを用意する「まかないさん」として働くことになる。

キヨが作るのは特別で豪華なメニューではない、ごく普通の家庭料理。その普通さや素朴さが、舞妓や芸者見習いとして大変な日々を送る女の子たちの心を癒していく。京野菜をサクサク切って出来上がる優しい和食はもちろんのこと、甘いフレンチトーストや温かなクリームシチューなどの洋食もとっても美味しそう!

原作小山愛子「舞妓さんちのまかないさん」(小学館「週刊少年サンデー」連載)
総合演出是枝裕和
企画川村元気
キャスト森七菜、出口夏希、蒔田彩珠、橋本愛、松岡茉優、井浦新、常盤貴子、松坂慶子、戸田恵子、リリー・フランキーほか

『きのう何食べた?』

街の小さな法律事務所で働く弁護士・筧史朗の日課は、定時に事務所を出て近所の安売りスーパーへ向かうこと。月の食費を2万5千円以内に抑えるために、お買い得な食材を吟味しながら夕食の献立を考える。帰宅した史朗が夕飯の支度を終える頃、同居する美容師の矢吹賢二が帰宅。二人は“シロさん”、“ケンジ”と呼び合う恋人同士。シロさんとケンジのほろ苦くもあたたかい毎日と、日々の食卓が描かれる。

日本では劇場版も話題になった『きのう何食べた?』。今年の10月にはシーズン2の放送も決定している。また、シロさんの美味しそうな手料理のレシピも公開されており、実際にトライしてみた人も多いのでは。ファンからは、「作り方勉強になります」「このドラマを観てから、晩ごはんの準備が面倒くさいと思わなくなりました」といった好意的なコメントがたくさん。

原作よしながふみ「きのう何食べた?」(講談社「モーニング」連載中)
監督中江和仁、野尻克己、片桐健滋
脚本安達奈緒子
キャスト西島秀俊、内野聖陽ほか

『ゲキカラドウ』

大阪に本社を置く飲料メーカー「ロンロン」で営業サポートとして働いていた猿川は、その実力が認められ東京支社の営業促進室へ異動することに。“激辛道=ゲキカラドウ”を提唱する室長の谷岡のもと、激辛グルメと辛口な営業先に立ち向かっていく猿川。一人の男として、仕事人として、成長していく姿が描かれる。

お隣の韓国に比べて“激辛”料理のイメージのない日本。実際、本作に登場するのも異国料理の店が多いが、ラーメンなど日本特有の激辛も必見。現在、テレビ東京でシーズン2が放送中だ。主演・桐山照史の食べっぷりが気持ちよく、放送されている深夜時間帯にリアルタイム視聴していると、食欲が刺激されるためご注意を。

監督柴田啓佑、ヤングポール、西川達郎
脚本吉本昌弘ほか
キャスト桐山照史、平田満、前川泰之、森田甘路ほか

『居酒屋新幹線』

損保会社の内部監査室で働いているサラリーマン高宮進の密かな楽しみ、それは出張帰りの新幹線で堪能するご当地テイクアウトグルメ。駅弁だけでなく、郷土料理、地酒やクラフトビール、さらにはスイーツも登場する。

Tokyo Weekenderの記事内では、「ドラマにカテゴライズされはするものの、ドラマティックなことは起こらない。だが、それでこそ良いのだ」と紹介されている本作。主演を務める眞島秀和でも、公式HPのコメントで「日帰り出張に行った男がその街で出会った美味しいツマミとお酒を、帰りの新幹線の車内で1人で楽しむ。そんなお話しですと聞いて、なんて地味なドラマなんだと思ったのと同時に、とってもワクワクしました」と語っている。国内旅行もしやすくなってきた昨今、オリジナルの居酒屋新幹線を開店させる人も増えつつあるかもしれない。

原作天宮さろん「居酒屋新幹線」(KADOKAWA/ジェイアール東日本企画)
監督芝﨑弘記、吉野主、エダゴウシほか
脚本木田紀生、黒沢久子、阿相クミコ、横幕智裕ほか
キャスト眞島秀和、星野真里(声の出演)ほか

『鹿楓堂よついろ日和』

都会の片隅に佇む古民家風の和風喫茶店。店主でお茶担当のスイ、料理担当のときたか、スイーツ担当の椿、珈琲担当のぐれが働いている。4人は、おいしい料理やスイーツ、心地よい距離感とさりげないおもてなしで、極上の癒やしタイムを客に提供し、彼らの心とお腹を満たしていく。さらに、そんな客たちとのふれ合いを通して、4人それぞれ、自らが抱える問題と向き合って成長していく。

こちらも人気コミックが原作のドラマ。着物男子と極上グルメを一挙に楽しめる仕上がりとなっている。『リコカツ』で多くの名言や胸キュンシーンを生み出した泉澤陽子が脚本を手掛け、『おっさんずラブ』などで大ブームを巻き起こしたYuki Saitoが演出を担当するなど、制作陣も豪華。

原作清水ユウ「鹿楓堂よついろ日和」(新潮社『月刊コミックバンチ』連載中)
監督Yuki Saito、柴田啓佑、佐藤恵梨子
脚本泉澤陽子
キャスト小瀧望、葉山奨之、大西流星、佐伯大地、白洲迅、藤井流星ほか

『カレーの唄。』

両親に捨てられ世界中を放浪しながら一人で生きてきた天沢陽一郎は、 あるトラブルをきっかけに、芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰と出会う。お金がない陽一郎は、助けたことを口実に二汰にカレーをおごらせると、家族について語りだす。また、そんな陽一郎が毎日カレーを食べ歩くのには、何か深い理由があるようで…。

カレーと言えばインド!というイメージが強いが、日本人もかなりのカレー好きと言えるだろう。このドラマにも、「中華風カレーライス」「ベジタブルミールス」「欧風カレー」「カレー南蛮」「焼きチーズカレー」「タイカレー」「カツカレー」「カレーパン」…etc、様々なバリエーションのカレー料理が登場。手を変え品を変え、カレーを味わいつくそうという日本人のカレー愛が感じられる。

(※現在、英語字幕での配信はナシ)

原作漫画:月吉/原著:山崎佐保子「カレーの唄。」(BRIDGE COMICS)
監督瀬田なつき、島添亮、金子功
脚本山﨑佐保子
キャスト満島真之介、鈴鹿央士、出口夏希、森口瑤子ほか

『ホメられたい僕の妄想ごはん』

平日は電機メーカーの子会社で働き、週末はバンドのベーシストとして活動しているサラリーマンの和田理生。真面目でこだわりが強いのが災いして、人間関係は不器用。全くモテず、彼女いない歴は3000日を突破。そんな彼の日課は、美味しいごはんを作ること。キッチンで手際よく料理をしながら、架空の彼女との会話を楽しんでいると、誰もいないはずの食卓から女性の声がしてきて…?

原案は人気バンド「ゲスの極み乙女。」でベースを担当している休日課長によるレシピ本。Tokyo Weekenderの記事では、とにかく主人公の理生の妄想が気持ち悪い!としいじりつつも、食材が調理されていく様子の美しさから、料理好きな人はもちろん、撮影技術に興味がある人にとってもたまらない作品であると紹介されている。

(※現在、英語字幕での配信はナシ)

原案休日課長「ホメられるとまた作りたくなる!妄想ごはん」(マガジンハウス)
監督針生悠伺、佐藤竜憲、古川豪、かとうみさと
脚本あべ美佳、宮本武史、岸本鮎佳、古川豪、我人祥太
キャスト高杉真宙、小野花梨、酒井若菜ほか

参照元:Tokyo Weekender

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『舞妓さんちのまかないさん』Netflix