「ダイナーの朝ごはん」って何食べてるの?魅惑の海外ドラマ食

海外ドラマで食べているものを、「なんだあれ?」と思ったことってありませんか? アメリカの人なら当たり前の日常食も、日本人の目から見ると"謎の食べ物"だったりしますよね。今回は、そんなアメリカドラマの日常食の中から「ダイナーの朝ごはん」をご紹介します。

■食べるまでに一苦労「ダイナーの朝ごはん」

アメリカの刑事ドラマなどで、ハードな事件の夜が明けたあと「朝ごはんでも行こっか」みたいなシーンが出てきますよね。また、田舎のうらぶれたダイナーで、カワいいエプロンをつけた死ぬほど愛想が悪いウェイトレスがコーヒーを注ぎに来るシーンなんかもよく目にします。

カジュアルな「ダイナー」は、アメリカの大衆食堂。生活に密着した存在です。では、夜勤明けの刑事たちはそこで何を食べているんだろう? ...ということで、フツーのダイナーの朝食をご紹介します。

ダイナー朝食といえばやはり卵。特に「2 eggs any style」は大定番です。これは卵二つを好きな方法で調理しますよ!というメニュー。もちろんsingle eggも3eggsもあり、トーストやちょっとした付け合わせがついています。

「好きな方法で」とか言われても...てな感じですが、例えば目玉焼きの一般的な頼み方だけでも...

・sunny-side up:片面焼き。日本で一般的な黄身が柔らかいタイプ
・over easy:両面焼き(turn over)で、中身がトロトロ
・over medium:両面焼き(turn over)で半熟
・over hard:両面焼き(turn over)で、黄身が固い
と、すごいバラエティー。

さらにスクランブルドエッグも
・soft scrambled
・hard scrambled
と、好みの加減を指定する人もいます。

もちろん茹で卵(Boiled)もあり。
ただし様々な具が入ったフワフワのオムレツは、any styleとは別メニューとして用意されていることが多いです。

さあ、ここまででかなり疲れてきました。しかしさらに肉を追加することもできます。
初めから全部盛りの定番セットもありますが、「卵二つにベーコンorソーセージをつけたら○○ドル」「ターキーハムをつけたら××ドル」...とメニューに列挙されているのも一般的。さらにはトーストを他のパンに変更したりもできるから大変です。

そんな! 朝から面倒くさい!! と思ったあなたでも大丈夫。ダイナーにはサンドイッチやハンバーガー、オートミールなどの単品料理もあります。

アメリカの人は「自分で選ぶ」スタイルが大好きなんですね。日本ではわざわざアメリカンダイナーを探さないと、同じメニューを注文するのは難しいですが、基本は卵と肉とパンなので、おうちでも作れそう。休日の朝などに試してみてはいかがでしょうか?(海外ドラマNAVI)