海外ドラマ編集部ではこれまでいろんな作品をご紹介してきたが、今回は編集部メンバーが初めて好きになったドラマをお届け! いずれもドラマファンに知られた名作・人気作なこともあり、作品そのものの説明よりも当時の思い出がほとばしっている印象なのはご勘弁を。
新しい作品ももちろんいいのだが、懐かしい作品を見直したくなったり、作品名は知っているけれどまだ目にしたことのないものがあれば、これらの作品をぜひご覧になってみてはいかがだろう? それぞれの作品について詳しく知りたい方は作品データベースも活用してほしい。
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『デスパレートな妻たち』に出会ってなかったら全く違う人生だったかも!
シニカルな作品が好きな編集長AKNが選出したのは、2004年10月に米ABCにて放送が開始された大ヒット作『デスパレートな妻たち』。アメリカ郊外の閑静な住宅街に暮らす主婦仲間の一人が自殺をしたことで、とある一家のダークな過去が明らかに…。ご近所に暮らすママ友たちとはいえ、その家庭環境はそれぞれ。完璧に見える主婦が誰にも言えない秘密を抱えていたり、夫からも愛され経済的にも困っていないはずだが満たされない日々を送っていたり…。基本は笑えるコメディ、そこにミステリー要素も加わることで、想像をはるかに超える出来事が次から次へと起きるため、見始めたら止まらなくなるのだ。
日本でもNHKなどで放送され、今なお多くのファンを持つ海外ドラマの一つだが、個人的に“初めて好きになった”ドラマとして紹介したいのにはある理由が。大学留学のため渡米した年の夏、LAの至る所に広告が貼られていたのがこの『デス妻』だったのだ。今でも懐かしいその頃を思い出すと、『デス妻』の広告がセットで脳裏に浮かぶ。授業についていくのに必死だった留学生活だが、日曜日の夜の放送ということもあり、ホストファミリーと一緒に観るのが週末の楽しみになっていた。自分にとって、“初めて英語だけで観たドラマ”でもある。ユニバーサルスタジオハリウッドにはあのウィスティリア通りのセットもあり、年パスを買って通い詰めたのも良い思い出。本作にハマったことがきっかけで英語の勉強にも、その後海外ドラマを仕事にしてしまうきっかけにもなった大事な作品だ。
『デスパレートな妻たち』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。
海外ドラマを好きになった原点!世界的大ヒット『24 -TWENTY FOUR-』
青春・恋愛・コメディをメインにクライム・実話ベースなど幅広く観る編集部員Sが選んだのは、2001年から米FOXで放送され世界的に大ヒットした『24 -TWENTY FOUR-』。政府機関のテロ対策ユニット(CTU)ロサンゼルス支局に所属する捜査官ジャック・バウアーを主人公に、テロとの戦いを描く。一日24時間の出来事を一話1時間(計24話)で描き、リアルタイムで進行しているような演出が話題を呼んだ。
中学生時代に親の影響で見始め、複数の事件・人物を同時進行で追う複雑でスピード感のある構成と、緊張感溢れるハラハラドキドキな内容にすぐに虜に。
大統領暗殺計画、内通者探し、誘拐、政治スキャンダルなど次から次へと発生する事件に対応するジャックが最強すぎる! 核爆弾、生物兵器、同時多発テロなど規模の大きいクライムものが好きな人はぜひ観てほしい。
ちなみに当時ファンの間では、CTU局内の電話着信音を携帯の着メロにするのが流行っていて、例に漏れず私もガラケーのメール受信音として設定していた。『24』の後は『プリズン・ブレイク』『LOST』と王道コースに始まり、『クリミナル・マインド』きっかけで犯罪心理学にハマったり、『新ビバリーヒルズ青春白書』に憧れてアメリカ留学したりと、海ドラに影響されまくりの人生の原点である『24』はいつまでも思い入れがある作品だ。
『24 -TWENTY FOUR-』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。
『ER 緊急救命室』の目まぐるしい展開についていきたくて
新作よりも旧作を掘りたい編集部員Oが生まれるよりも前、1994年に本国での放送がスタートし、約15年ものあいだ世界中の視聴者を魅了したご長寿ドラマ『ER』。NHKで放送されていたのもあり、きっと吹替版をテレビで観ていた人も多いはず。
今更説明するのもなんだかはばかられるが、本作はシカゴの救急救命室(=ER)を舞台に、そこで働く医師や看護師、患者、彼らを取り巻く人々の悲喜こもごもを描いた、メディカルドラマの代名詞的作品。いや、海外ドラマの代名詞的作品と言っても良いのかもしれない。
そんな『ER』の大ファンだったのは、私…ではなく私の母。今も実家のテレビ横の棚には、『ER』シーズン8のDVD BOXが鎮座している。そんな母の隣で、私は次から次へと患者が運び込まれてくる目まぐるしすぎる展開に面食らい、目が回って物語の内容が全く分からなかったという記憶がある。小学校に入る前だったと思うから無理もないのだが、大好きな母が夢中になっているものを自分も分かりたくて、一生懸命食らいついていた。
改めて観てみても『ER』のスピード感はやっぱりすごい。あと、ジョージ・クルーニー演じる小児科医はやっぱりセクシー(彼がカッコいいということは子どもの私でも理解できた)。“色褪せない”ってこのことだな、と感じさせてくれる作品だ。
『ER 緊急救命室』はU-NEXT(ユーネクスト)、Huluにて配信中。
海外ドラマを見る習慣がついたのは『Glee』!きっかけは日本語吹替の声優陣
2009年から6シーズン続いた、言わずと知れた人気シリーズ『Glee』。ハイスクールのグリークラブ(合唱部)のメンバーたちが州大会の優勝を目指して切磋琢磨する姿を描いていることでおなじみだ。
英国ドラマ、スプラッタ、アメコミ原作系の作品が好きな編集部員Rの家庭では、『スター・トレック』や『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』、『BONES』などがよくテレビで流れており、海外ドラマが比較的身近な環境だった。しかし、自分から見ようと思い立った作品は『Glee』が初めて。当時の私は、どちらかというと日本のアニメをよく観ていたので、日本語版の吹き替え声優が豪華な本作に興味を惹かれたのだった。
毎話披露される圧倒的なミュージカルシーンに思わず釘付け。名曲揃いなので、洋楽に詳しくない私でも耳なじみのある曲が多いのも嬉しかった。そして何より、続きが気になるストーリー! 自分の通っていた高校では考えられないほどドロドロした人間関係に辟易しつつも楽しめたのは、きっと「部活モノ」だったから。
中学から高校まで6年間演劇部に所属していた私は、グリークラブのみんなにしばしば共感しながら視聴していた。特に、優等生でありながらも野心家のレイチェル(演:リア・ミシェル)! 嫌われがちな彼女だが、個人的には最も人間らしく共感できるキャラだった。すっかり社会人になってしまった今の自分が再度視聴したら、また違った感想を抱きそうだ。
『Glee』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。
ドラマにまつわる要素がすべて揃っていた『シャーロック・ホームズの冒険』
誰にでも“ここが人生の分岐点だった”と思う瞬間があるだろうが、編集部員Uが英国ドラマ、しかもミステリーものや犯罪ものなら必ずチェックするようになったのは、物心つく頃に『シャーロック・ホームズの冒険』と出会ったことがきっかけだ。
もともと実家のテレビではいつもNHKが流れていたため、この英国ミステリードラマを初回から観たのも自然なことだった。当時の私は日本のドラマすら観たことがなかったが、毎回一話完結で鮮やかに事件が解決していくスタイルに瞬く間に魅了されてしまった。最後にホームズがいかに解決したかを解説してくれるので子どもでも分かりやすかったし、ホームズの口の悪さも非常に新鮮だった。大人になってから字幕版も観たが、ホームズ役の露口茂のちょっとキザっぽい言い方が見事にハマった吹替版がやはりしっくりくる。
そしてこの作品からは、鏡をうまく使ったカメラワークや、原作に敬意を払いながらも適切な脚色といった制作の見事さに加えて、映画でなくドラマならではのアクシデントーーレギュラー(ワトソン役)の途中交代、主役(ホームズ役のジェレミー・ブレット)の死による番組制作ストップーーも教わることになった。制作陣はジェレミーが健在であれば原作すべてを映像化したかったそうで残念な限り。とはいえ、これが初恋のドラマとなったことで、今でも何かにつけてホームズやワトソンの言葉の数々が脳裏に浮かぶというオタクな毎日を送っている。
『シャーロック・ホームズの冒険』は、AXNミステリーにて放送中。
(海外ドラマNAVI)
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