気絶するほど超かっこいい海外ドラマ【5選】

かっこいい海外ドラマと聞くと、どんな作品が頭に浮かぶだろうか? ここでは、shortlistに掲載されている「クールな海外ドラマ」の中から“超かっこいい”作品を厳選してピックアップ!

気絶するほど超かっこいい海外ドラマ

『ピーキー・ブラインダーズ』


20世紀初頭のイギリス・バーミンガムを舞台に、悪名高いギャンググループ「ピーキー・ブラインダーズ」を率いるトミー・シェルビーが暗黒街の頂点を目指す姿を描く。

実在した同名ギャングを基に製作された本作は、複雑なプロットや魅力的なキャラクターたち、戦後のバーミンガム工業地帯の陰鬱な雰囲気などで多くのファンを魅了。

また、主人公トミーを演じるキリアン・マーフィー(『オッペンハイマー』)ほか、ポール・アンダーソン(『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』)、ジョー・コール(『 ハリー・パーマー 国際諜報局』)、トム・ハーディ(『ヴェノム』シリーズ)らが着用する、1920年代に影響されたハンチング帽やスリーピースジャケットなどの渋くてかっこいいファッションは大きな話題になった。

『ピーキー・ブラインダーズ』は、Netflixにて配信中。

『MAD MEN マッドメン』


1960年代のニューヨークにある大手広告代理店を舞台に、広告マンたちの野心と欲望にまみれた日々を描いたヒューマンドラマ。

社内での飲酒、喫煙、セクハラ、人種差別など当時の社会情勢も大胆に描く本作は、エミー賞でドラマシリーズとして史上最多タイの4年連続作品賞に輝くという快挙を成し遂げ、社会現象を巻き起こした。

ジョン・ハム演じる敏腕クリエイティブ・ディレクターの主人公ドン・ドレイパーは、デリカシーのない発言をするうえ、ナルシストで浮気性。しかし、仕事に関しては非常に優秀で社内でも一目置かれる存在であり、shortlistによると近年のテレビ史で最も魅力的なキャラクターの一人と言われている。

『ユーフォリア/EUPHORIA』


HBOとA24がタッグを組み、人気ラッパーのドレイク製作総指揮、ゼンデイヤ主演で若者の葛藤をリアルに描いた超衝撃作!

本作は、ドラッグ、セックス、暴力、アイデンティティ、トラウマ、ソーシャルメディア、恋愛、友情など、現代社会でさまざまな問題を抱えて生きる高校生たちの姿をスタイリッシュに描きあげ、1エピソードあたり約550万人が視聴したとも言われるほど、アメリカで一大センセーションを巻き起こした。

ドラッグ中毒と不安障害を抱える17歳の主人公ルー役で見事史上最年少でエミー賞主演女優賞に輝いたゼンデイヤの演技は見逃せない!

エミー賞メイクアップ賞を受賞した耽美なメイクやファッション、同じくエミー賞オリジナル歌曲賞を受賞した英国のシンガーソングライターでプロデューサーのラビリンスが手掛けるスコアをはじめ、ビリー・アイリッシュ、ドレイク、フィオナ・アップル、リル・ウェイン、NAS、Lizzo、メーガン・ザ・スタリオン、キロ・キッシュといったシリーズを彩るクールな音楽にも注目だ。

特に、カラフルなアイシャドウやアイライナー、そしてラインストーンを使用したメイクアップは若い世代の間で大きなトレンドになり、本作を担当したメイクアップアーティストは自身のブランド「Half Magic」を立ち上げるほど大人気となった。

『ハンニバル』


トマス・ ハリスの小説「レッド・ドラゴン」にインスパイアされた『ハンニバル』は、若かりし日の殺人鬼ハンニバル・レクター博士(マッツ・ミケルセン)と、FBIプロファイラーのウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)が繰り広げる複雑な関係を描いたダークなサイコ・スリラー。

不気味で残忍なテーマながら、主演二人のケミストリーも相まって熱狂的なファンを獲得。批評家にも絶賛されていたが、視聴率の低下などを理由に2015年にシーズン3で終了。今でも、番組復活を望む声が絶えないほど根強い人気を誇っている。

『ハンニバル』は、Hulu、U-NEXTにて配信中。

『ブラック・ミラー』


テクノロジーが人間の生活に及ぼす影響を描く、ダークで風刺的なSFアンソロジーシリーズ。

『スター・トレック』のパロディからVRの世界、記憶装置が埋め込まれる近未来など、全シーズン一貫して実際にあり得そうな現実をテーマに、ディストピアな世界を面白く、そして恐ろしく描いていて、ひねりの効いたクールな展開に虜になる人が続出。

さらに、自分で物語の展開を選択できるインタラクティブな映画版『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』もあり、ドラマシリーズ史上最も独創的な作品のひとつとして知られている。

『ブラック・ミラー』は、Netflixにて配信中。

(海外ドラマNAVI)

Photo:©Netflix