【スターチャンネルEXランキング】映画ファン注目の天才グザヴィエ・ドラン初の海外ドラマが初登場1位

動画配信サービス「スターチャンネルEX」で、3月最も多く視聴された番組のランキングを発表! 独占作品を中心に日本初上陸の最新海外ドラマとスターチャンネルの厳選・激レア映画が揃う中、トップ10にランクインしたのはどの作品か。ドラマ部門と映画部門に分けてチェック!

スターチャンネルEXランキング

ドラマ

1 ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと(字幕版)
2 ザ・キャプチャー 歪められた真実2(字幕版)↓
3 リトビネンコ暗殺(字幕版)→
4 ハンニバル (字幕版)↑
5 80日間世界一周(字幕版)
6 インベスティゲーション(字幕版)↓
7 謎の円盤UFO(吹替版)
8 ダウントン・アビー (字幕版) ↓
9 サンダーバード[HD完全版](吹替版)
10 ステージド3 俺たちの舞台、もうおしまい!?(字幕版)

映画

1 死刑にいたる病
2 白頭山大噴火(字幕版)
3 さよならエマニエル夫人(吹替版)木曜洋画劇場版↑
4 エリン・ブロコビッチ(字幕版)↑
5 ハード・ヒット 発信制限(字幕版)
6 ラストエンペラー[オリジナル全長版](字幕版)↓
7 ギルバート・グレイプ(字幕版)
8 パーフェクト・トラップ(字幕版)
9 オフィシャル・シークレット(字幕版)↓
10 フィラデルフィア (字幕版)

海外ドラマでは3月から独占配信がはじまった新作が2本ともランクイン。そのうちの一つ『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』は初登場1位を獲得した。

2009年、19歳の時に『マイ・マザー』で監督デビューを果たして以来、カンヌ国際映画祭はじめ錚々たる賞で高い評価を獲得し映画ファンから一目置かれる奇才グザヴィエ・ドラン。演じたい役がなければ自分でつくるスタイルで脚本、製作、監督、出演もこなすドランは表現者として極めた存在といえる。そんな彼が初めて手掛けるドラマシリーズとしてかねてから話題を呼んでいたのが、本作『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』だ。

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』
『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』

 

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』
『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』グザヴィエ・ドラン

 

主人公はタイトルにあるロリエ・ゴドローではなく、そのお隣さんのラルーシュ家。カナダのケベック州郊外で家族ぐるみの付き合いをしていたゴドロー家とラルーシュ家だが、ある夜の出来事を境に家族が崩壊。散り散りになっていたラルーシュ家の4人の子どもたちは母が危篤状態にあると聞いて駆けつけ、久しぶりの再会を果たす。

現在と過去を行き交いながら登場人物が抱える闇や衝突を描く全5話。あの夜に何があったのか、その真相が気になるのはもちろん、今にも壊れそうな登場人物たちの脆さに心を鷲掴みにされる。出演は『アウトブレイク -感染拡大-』のジュリー・ルブレトンや『飢えた侵略者』のパトリック・イヴォンなど。ドランもエリオット役として出演している。

もう一つの3月の新作『ステージド3 俺たちの舞台、もうおしまい!?』は3月13日の配信開始からわずか数週間で10位に食い込むほどの人気ぶり。『グッド・オーメンズ』で天使と悪魔を演じた人気コンビ、マイケル・シーンとデヴィッド・テナントがパンデミックによるロックダウン中に生み出したモキュメンタリーである本作は、芝居なのか即興なのか、区別がつかない自然体な演技がみどころ。まるでスターのプライベートを覗き見しているような感覚を味わうことができると評判を呼び、晴れてシーズン3まで製作されることに。

『ステージド3 俺たちの舞台、もうおしまい?!』
『ステージド3 俺たちの舞台、もうおしまい!?』

 

シーズン3では“舞台裏”という形で関係者のインタビューも加わり、アフターコロナならではの新しい『ステージド』を楽しむことができる。さらに、海外ドラマファンにとってはたまらない演出も盛りだくさん!

第1話には『グッド・オーメンズ』生みの親であるニール・ゲイマンが登場。『サンドマン』や『アメリカン・ゴッズ』の原作者としても崇められるゲイマンの代表作に出演したデヴィッドだが、実は原作を読んでいなかったと衝撃の告白!? さらに『ドクター・フー』や『2034 今そこにある未来』『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』などの話題作を次々と世に送り出しているラッセル・T・デイヴィスの話も出てきて、思わずニヤリとしてしまうこと間違いなし。彼らの子どもたち(タイ・テナント&リリー・モー・シーン)も登場する全6話は必見!

映画ランキングでは、昨年5月に公開された阿部サダヲ主演の犯罪サスペンス『死刑にいたる病』が1位を獲得。ホラー小説を得意とする櫛木理宇の原作を白石和彌監督が映画化。『彼女がその名を知らない鳥たち』でタッグを組んだ阿部サダヲを今度は主演に起用して、緊張感漂うサスペンスを作り上げた。阿部サダヲが演じるのは少年少女24人を殺害した容疑で逮捕された死刑囚。しかし一つの事件では冤罪であると主張し、その証明をとある大学生に依頼する…というストーリー。

『死刑にいたる病』
『死刑にいたる病』

 

岡田健史、岩田剛典、宮崎優といった豪華キャストも話題だが、注目してほしいのは阿部サダヲの表情。特にその空虚な目は一目見ただけで、危険なサイコパスな雰囲気を感じられる。まるで催眠術にかけられたかのように釘付けになってしまう恐ろしさを表現する“役者”阿部サダヲの魅力をぜひ。

2位にはいま大人気の韓国映画から『白頭山大噴火』がランクイン。

『白頭山大噴火』

 

韓国を代表する俳優たちが豪華共演を果たすディザスタームービーとして公開時も大きな話題を呼んだ本作。『非常宣言』『イカゲーム』のイ・ビョンホン、『チェイサー』『ナルコの神』のハ・ジョンウ、『エターナルズ』『犯罪都市』のマ・ドンソクらが、白頭山噴火による朝鮮半島崩壊を阻止するため命懸けで挑む。

4月の一押し新作ドラマ

ある日突然、“人類滅亡を防ぐために時をリセットする”使命を負った極秘の多国籍組織「ラザロ・プロジェクト」にリクルートされた男の苦悩と葛藤を描くタイムリープ・アクション『ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!』が日本初上陸! Rotten Tomatoes 批評家評100%の高評価でシーズン2の製作も既に発表されている本作は、4月5日(水)より「スターチャンネルEX」にて独占配信スタート。堺三保さんによる解説レビューはこちらより!

(KanaKo)

Photo:『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』(c) Fred Gervais 『ステージド3 俺たちの舞台、もうおしまい?!』(c) Staged Films Limited MMXXII 『死刑にいたる病』(c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会 『白頭山大噴火』(c) 2019 CJ ENM CORPORATION, DEXTER STUDIOS & DEXTER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED