『ヤング・シェルドン』で解決された『ビッグバン★セオリー』の疑問5選

『ヤング・シェルドン』は、人気シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』で主人公の一人だったシェルドン・クーパー(ジム・パーソンズ)の少年時代(イアン・アーミテイジ)を描く前日譚スピンオフドラマ。舞台となる時代こそ違うが、大きな繋がりを持つスピンオフで解決された本家シリーズの疑問を、米Screen Rantが取り上げているので、そのうち5つを紹介する。

『ビッグバン★セオリー』シリーズの疑問

シェルドンがリッチだった理由

本家では、ペニー(ケイリー・クオコ)を除く全員がきちんと給料をもらっていたことは明らかだが、シェルドンのアパートに無造作に札束が転がっていたり、ペニーに簡単にお金を貸したりすることから、シェルドンが裕福であることがほのめかされていた。『ヤング・シェルドン』 ではその理由を示唆しており、シェルドンが余分に持っているお金は、コインランドリー兼ギャンブル場で儲けた祖母ミーマウ(アニー・ポッツ)から相続したようだ。

シェルドンがペニーに惹かれなかった理由

本家では、ルームメイトのシェルドン&レナード(ジョニー・ガレッキ)の向いの部屋にペニーが引っ越してきて、三人は友達になる。レナードは美人のペニーに夢中になるが、対するシェルドンはサバサバした態度で対応。それはペニーが、『ヤング・シェルドン』に登場したシェルドンの双子の妹、ミッシーを思い起こさせるからかもしれない。知的ではないミッシーとペニーには共通点が多く、『ビッグバン★セオリー』でシェルドンは、頻繁に会えないミッシーの代わりとしてペニーを妹のように思っていたから、恋愛対象にはならなかったのだろう。

シェルドンが大学時代の話をしなかった理由

本家でシェルドンは自分が達成した業績についてはよく語ったが、なぜか大学時代の話はしなかった。その理由は前日譚シリーズで、シェルドンが進学したイースト・テキサス工科大学での体験が、最高とは言えなかったからだと明らかになる。スタージス科学教授を除き、大学の管理職が策略家であることは明白で、しかもシェルドンが助成金のデータベースを作成するプロジェクトに乗り出すと、さらに事態は悪化した。

レナードと結んだルームメイトの契約

本家シリーズでシェルドンは、トイレ休憩や朝食のスケジュールなど、レナードのみに適用される非常に具体的な条項が記されたルームメイトの契約を結んだ。スピンオフでシェルドンは、イースト・テキサス工科大学のルームメイトがシェルドンの助成金データベース・プロジェクトを真似した場合に備えて策を弄していたが、そんな少年時代の習慣が大人になっても残っていたと考えられそうだ。

シェルドンが言及した両親の不仲説

本家シリーズでシェルドンは、子どもの頃に住んでいたテキサス州時代によく言及し、いつも両親がケンカしていたと語っていた。ところが、『ヤング・シェルドン』の初期シーズンで両親のメアリーとジョージが大きな口論に発展することはなかった。しかし、シーズンが進むにつれて両親の結婚生活が崩壊していく様子が描かれ、本家で語っていたシェルドンの話とのギャップが埋められつつある。

『ヤング・シェルドン』シーズン1~4はU-NEXTにて配信中。『ビッグバン★セオリー』シーズン1~12は、Hulu、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ヤング・シェルドン』© Warner Bros. Entertainment Inc.