米CBSの大人気シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の主人公の一人、シェルドン・クーパーの幼少時代を描く前日譚ドラマ『ヤング・シェルドン』。スピンオフは本家の世界観が反映されているものの、オリジナル版とはかなり大きな違いがある。その点について、米Screen Rantが分析しているので紹介したい。
ドラマチックな展開が…?
『ヤング・シェルドン』は米国でシーズン5まで放送されたが、シーズンを重ねるごとに機能不全なクーパー家の複雑な事情や家族関係が深く掘り下げられるようになり、その点が、登場人物のオタク性やオタクネタにフォーカスが当てられた、オリジナル版と大きく異なっているように思える。
(※これ以降は、シーズン5の展開に関する情報が含まれます)
その傾向は特にシーズン5で顕著になり、昼メロ的な筋書きを最大に盛り上げていたのがダン・バード(『クーガータウン』)演じるロブ牧師だろう。このキャラクターは、シェルドンの母親メアリーと父親ジョージの結婚を崩壊させるかもしれない、大きな原因になり得るのだ。
実際のところ、『ヤング・シェルドン』のクリエイターたちは、メアリーがロブ牧師と不倫する可能性があるプロットは「ちょっとしたソープオペラ(昼メロ)」であり、そのドラマチックな展開により、シリーズへのカムバックが楽しくなるストーリーだと認めている。
人間ドラマに焦点
スピンオフでは、シェルドンの兄ジョージ・ジュニアが恋人マンディを妊娠させたり、メアリーとジョージが離婚の危機に瀕したり、ミーマウの波乱万丈な恋愛やギャンブルの問題など、毎エピソードごとにクーパー家のメンバーや周りの人々に関する驚きの事実が明らかになる。『ヤング・シェルドン』は『ビッグバン★セオリー』よりも圧倒的に多く、キャラクターが繰り広げる劇的な人間ドラマに焦点が当てられていると言ってよいだろう。
米CBSにて9月29日(木)に放送スタートする『ヤング・シェルドン』シーズン6では、クーパー家のメンバーがさらにドラマチックな展開を見せてくれそうだ。日本ではシーズン1~3がU-NEXTにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ヤング・シェルドン』© Warner Bros. Entertainment Inc.