『デスパレートな妻たち』マルシア・クロス、最終話をまだ見れていない

『デスパレートな妻たち』でブリー・ホッジ役を演じたマーシア・クロスは同作の最終話をまだ見ていないと話したと米Varietyが伝えている。

その理由は私生活に…

フランスで行われたヨーロッパ最大級のTVの祭典Series Maniaに参加したマーシア。2004年から2012年にかけて放送されたマーク・チェリー製作総指揮のドラマ『デスパレートな妻たち』でブリ―役を演じてきたが、最終話を見ておらず、今後見る気もないのだとか。

「当時本当にくたくただったの。ずっと働きづめだったし、双子を出産して、夫は少しの間ガンだった。身体的に限界に近づいていたの」と話したマーシア。1993年に長年連れ添った俳優リチャード・ジョーダン(『レッド・オクトーバーを追え!』)と死別。2006年に投資家トム・マホーニーと結婚し、子どもを迎えるが、2009年にトムにガンが見つかり闘病を支えていた。

マーシアがリチャードを亡くしたのは『メルローズ・プレイス』に出演している時のこと。「製作陣に呼ばれて戻りたいかどうか聞かれた。救いの手を差し伸べてもらったことを覚えてる。なぜなら、本当にひどく悲しみに暮れていたから。今それを思い返すと、人生における深い悲しみのときだった」

その後セラピストとしてのキャリアを考え心理学の勉強に励み、2004年に新たなレギュラー出演作『デスパレートな妻たち』に出会う。「家族がほしくて、パートナーはいらないと思っていた。子どもを養子に迎えたくて、子どもと一緒に家にいたかった。(製作総指揮の)マークは『メルローズ・プレイス』をあまり見たことがなかったの。それはおそらくいいことで“ブリ―を呼んでほしい”と言ってくれた。それは確実に私の人生を変えたわ」

2015年から2017年にかけてプリヤンカー・チョープラ主演『クワンティコ』に出演。しかし2018年に肛門ガンを患う。その後、治療をして完治したことを報告し、今ではスポークスパーソンとしての役割を誇りに思っているという。

「TVドラマで最も保守的といえるキャラクターを演じた私が、誰も話したくない種類の癌にかかる確率って?! 大胆と言えたらいいけれど、選択の余地がなかったと言った方がいいように感じる。みんなが生きているのはHPV検査を始めた私や私の友人のおかげと自信を持って言える」

『デスパレートな妻たち』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:マーシア・クロス©PF/FAMOUS