【ネタバレ】『スター・トレック:ピカード』シーズン3、懐かしのキャラがサプライズでカムバック!

『新スター・トレック』のジャン=リュック・ピカード艦長(パトリック・スチュワート)のその後を描くスピンオフドラマ『スター・トレック:ピカード』シーズン3に、懐かしのキャラクターがサプライズでカムバックしている。

(※これ以降は、『新スター・トレック』及び『スター・トレック:ピカード』シーズン3のロー・ラレンに関するネタバレを含みます)

カムバックしたのは…?

シーズン3第5話「偽物」では、『新スター・トレック』で登場し、U.S.S.エンタープライズDに所属していた宇宙艦隊のベイジョー人、ロー・ラレンがカムバック。ミシェル・フォーブス(『24 TWENTY FOUR』)が同役で続投した。

『新スター・トレック』シーズン5第3話「流浪のベイジョー星人」で初登場したロー。最後の登場となったのは1994年に放送されたシーズン7だった。

非武装ゾーンのカーデシア人たちは和平条約を逆手にとり、限度スレスレの嫌がらせをして連邦の市民たちの追い出しを図っていた。これに対して市民の一部がゲリラ活動を始め、次第にエスカレート。そこでゲリラ活動の実態を探るためにローがスパイとして送り込まれることになったのだが、彼女は土壇場になって自身が任務に掲げるモットーを貫き通してゲリラ側につき、作戦は失敗に終わる。ピカードたちの信頼を裏切ることになってしまったのだった。

1994年に放送されたシーズン7が最後の登場となったローは、この度「偽物」でカムバック。反逆罪に問われる可能性があったピカードは最初、彼女が可変種なのか否か、また味方として戻ったのか敵として戻ったのか分からず戸惑うも、対話を通して、お互いの信頼を取り戻すことに。ローは、艦隊のトップレベルも可変種である可能性があることを危惧して戻ってきたのだと理由を説明していた。

「あの人を連れ戻す以上にやりたいことは他になかった」

米Entertainment Weeklyのインタビューで、ショーランナーのテリー・マタラスがローの復帰ついて、次のように語っている。

「ロー・ラレンを連れ戻す以上にやりたいことは他になかったんです。『新スター・トレック』をずっと引きずっているように感じていました。このエピソードは僕にとって非常に特別で、パラノイア・スリラーをやろうという考えだったんです。自分の対話の相手が、実際に自分が望む人物かどうかを確認する唯一の方法は、その関係における過去のトラウマのカタルシスを乗り越えることです。それを描くことで本当に良い番組になると思いました。それがローとピカードであり、どうしてもその関係の結末を見たかったんです」

マタラスの念願かなってピカードとローが再会を果たした『スター・トレック:ピカード』シーズン3は、Amazon Prime Videoにて毎週木曜日に新エピソードが配信中。シーズン1&2も配信中。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『スター・トレック:ピカード』シーズン3 Prime Videoで独占配信中© Amazon Studios