放送開始から15年以上経ち、エピソード数は400話以上に及ぶ大人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』。シーズン19にてレギュラーを卒業することになったエレン・ポンピオ演じる主人公メレディスはどのようにお別れを告げたのか。（この記事には『グレイズ・アナトミー』シーズン19のネタバレを含みます。）
ついに降板へ…
米ABCで2005年から放送開始したご長寿医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』。シアトルの大病院を舞台に、外科医として成長するメレディス・グレイとその仲間たちを描く本作。タイトルに名がついた主人公メレディス・グレイ役をエレン・ポンピオが長年演じ続けてきたが、レギュラーキャストを降板することが決定。2月23日に現地で放送されたシーズン19第7話「I’ll Follow the Sun（原題）」をもってしばしのお別れとなる。
シーズン19第7話のネタバレ
前回のエピソードから数週間後という設定で幕を開けた第7話。娘ゾラにぴったりな学校が見つかったボストンへ引っ越す準備をしていた最中、家が火事になってしまったメレディス。まだ癒えない喪失感を抱える一方、ニックとも揉めていた。愛するメレディスのためにミネソタからシカゴへ越してきたニックは、メレディスが遠く離れた場所への引っ越しを独断で決めてしまったことに腹を立てていたのだ。手術後の準備室でメレディスはニックに、一緒に人生を送りたいけれど、強制はしないと改めて気持ちを伝える。
こうした問題に加えて、グレイ・スローンでの最後の患者である児童書作家テッサ・ホッブスも失ってしまうメレディス。しかし、テッサは最後の原稿が入ったUSBを持っていたため、少なくとも彼女の作品は生き続けることができた。
その後、外科待合室には同僚たちがみんな揃ってメレディスに乾杯を捧げるために大集合！「むかしむかし、あなたは悩みの種でした…」「今は成長して、私の一番の誇りになったわ」とメレディスに言葉をかけるベイリー。リチャードも「この場所も君なしではまったく違う場所になるよ」と寂しさを打ち明けた。
その頃、お別れ会に参加せずバーにいたニック。元外科研修医で今はバーテンダーのヘルムは「彼女は完璧で、聡明で思いやりがある。ばかばかしい理由で男好きだから私に惚れたことはないけど、あなたとは恋に落ちた。それで今あなたがいるのはここ？ なんて馬鹿なの？」と、ニックに失うものの大きさを思い出させるのだった。
自分の正直な気持ちに気が付いたニックはメレディスを止めるため空港へと急いで向かうが、時すでに遅し。すでにメレディスは搭乗時刻を迎えていた。間に合わないことを悟ったニックは、出会ったその日から彼女愛していたこと、今に至るまで毎日愛が募っていたことを伝えようと電話をかけるが、メレディスは聞こえていないふりをして、ボストンで子どもたちとひと段落してから電話をかけると返すのだった。その飛行機の中、メレディスは3人の子どもたちにテッサの最後の原稿を読み聞かせる。
そして空っぽになったグレイハウスには、新たな研修医たちが移り住んでくる…
失ったものと引き換えにボストンで新たな人生を送り始める希望に満ちたエンディングになったメレディスのお別れエピソード。ファンのみなさんはどう感じたのだろうか？
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Photo:『グレイズ・アナトミー』シーズン19(C)ABC Studios
