『イエローストーン』打ち切りの危機!ケヴィン・コスナーが撮影日程で揉め、代役にあの人が?

現代を舞台にし、スピンオフも次々に製作されている大ヒット西部劇ドラマ『イエローストーン』。本家は先月、本国アメリカでシーズン5前半の放送が終了してシーズン5後半の放送を控えているところだが、シーズン1から主人公ジョン・ダットンを演じてきたケヴィン・コスナーのスケジュールの問題で作品の存続が危ぶまれているようだ。米Hollywood Reporterなどが報じている。

主演俳優の我儘?それとも交渉術?

米ケーブル局Paramount Networkで2018年にスタートした『イエローストーン』は、広大な草原が広がるモンタナ州のイエローストーン牧場を舞台に、この一帯を牛耳るダットン一家が、不動産開発業者や土地の所有権を主張する先住民と土地をめぐって熾烈な争いを繰り広げる物語。

問題となっているのは、撮影スケジュールに関する意見の相違だという。ケヴィンは自身の監督・主演映画『Horizon(原題)』の製作との兼ね合いからか、米国で夏に放送予定の『イエローストーン』のシーズン5後半(残り8エピソード)を1週間の撮影にとどめたいと考えているようだ。報道によれば、ケヴィンの撮影スケジュールに対する要望がクリエイターであるテイラー・シェリダンの不満の種となり、さらにルーク・グライムス、ケリー・ライリー、ウェス・ベントリー、コール・ハウザー、ケルシー・アスビル、ギル・バーミンガムといった共演者の士気にも影響しているという。

Paramount Network側は、ケヴィンの1週間でロケを終わらせたいという提案を却下し、代わりにマシュー・マコノヒー(『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』)主演で『イエローストーン』の新しいバージョンを立ち上げることを検討していると言われている。そのため、もともとの『イエローストーン』はこの夏、シーズン5をもって終了するかもしれない。マシューとの交渉は進行中で、まだ契約されていないようだ。

Paramount Networkは今回のニュースを受けて、以下のような声明を発表。「皆様にご報告するようなニュースはございません。ケヴィン・コスナーは『イエローストーン』の要であり、今後もずっとそうあることを望んでいます。テイラー・シェリダンの素晴らしい構想のおかげで、常に我々は彼が築いたこの素晴らしい世界のフランチャイズ展開に取り組んでいます。マシュー・マコノヒーは、私たちがぜひともパートナーにしたい驚異的な才能の持ち主です」

とはいえ、ケヴィンの要望が問題の引き金のように言われているが、このことをクリス・マッカーシーら親会社Paramount Global上層部が交渉戦術としている可能性もあると囁かれている。ケヴィンは同作でドラマ界トップクラスのサラリーを受け取っていると言われる。

『イエローストーン』はシーズン1~3がU-NEXTにて2月24日(金)より配信スタート。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Hollywood Reporter

Photo:『イエローストーン』© 2019 Viacom International,Inc.