1999年より米NBCで放送されて1シーズンで打ち切りとなったが、今もカルト的な人気を誇る青春ドラマ『フリークス学園』。本作でケン役を演じ、数々の人気ドラマ・映画に出演するだけでなく、異色ヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』などでプロデューサーとしても活躍するセス・ローゲンが、「『フリークス学園』のリブートには手を出さない」と述べている。
人気俳優を数多く輩出!
『フリークス学園』は、1980年にデトロイトの新しい高校で友達を作ろうとするリンジー(リンダ・カーデリーニ)とサム(ジョン・フランシス・デイリー)兄妹を中心に描くコメディシリーズ。セスをはじめ、『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコ、『ママと恋に落ちるまで』のジェイソン・シーゲル、『ドーソンズ・クリーク』のビジー・フィリプス、『シリコンバレー』のマーティン・スターといった人気俳優を数多く輩出した。
「そのままにしておくのが良い」
米Peopleのインタビューで、『フリークス学園』がリブートされる可能性を質問されたセスが、「誰もやろうとしないと思う。自分のキャリアで、実際に“良いことをした”と思えるのは稀なことなんだ。今では、それをいじくり回すことはせず、ただ良い作品として残してリブートもせず、ただ、そのままにしておくのが良いと十分わかっているからね」と回答。自分が誇れる作品に手を出して、失敗したくないと思っているようだ。
なお、脚本・監督・製作総指揮を務めたジャド・アパトーは、2000年当時にMTVから「もっと低予算ならシリーズを続けられる」とオファーを受けたが、「製作チームは、弱いバージョンの番組はやらないと決めたんだ」と語っていた。
また、クリエイターのポール・フェイグ(『ブル~ス一家は大暴走!』)は、「“18話で終わってしまった”と思う瞬間が何度もあった。きっと他の素晴らしいエピソードや、別の素晴らしいシーズンも作ることができていただろうね。だけど同時に、今は思い出に閉じ込めて何だか素敵な感じもするよ」と振り返っていた。
『フリークス学園』はシーズン1で終了してしまったが、セスとアパトーは、映画『40歳の童貞男』や『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、『スモーキング・ハイ』などで再タッグを組んでいる。(海外ドラマNAVI)
Photo:セス・ローゲン©JW/Famous/『フリークス学園』