ドラッグ&セックス、バイオレンス…Z世代の姿を過激かつスタイリッシュに描く衝撃の青春ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』(以下、『ユーフォリア』)のキャストが、シーズン2のあのエモーショナルなシーンは台本なしで演じたと明かしている。
『ユーフォリア』は、ドラッグ依存症と不安障害を抱える高校生の主人公ルー(ゼンデイヤ)が、ソーシャルメディア時代の生きづらい日々に葛藤しながらも、幸せを掴もうとする姿が赤裸々に描かれるシリーズ。
(※この先、シーズン2の若干のネタバレ要素を含みます。)
あのシーンは、まさかの台本なし!
そのシーズン2第3話「ウソのはじまり」では、ルーとドラッグの使用を巡って妹ジアが壮絶な大喧嘩を繰り広げ、両者が泣き崩れた後に理解し合うというエモーションなシーンが描かれた。
米ポッドキャスト番組「Collider Ladies Night」に出演したジア役のストーム・リードが、その場面について、こう振り返っている。
「あのシーンは台本がなかったから、本当に誇りに思っています。(クリエイターの)サム(・レヴィンソン)に、“セットに行って戦ってこい”とだけ言われて、私たちはそのシーンを演じ、すごく美しくて生々しい仕上がりになりました。かなりリアルだし、ノーカットで撮影してエモーショナルなシーンになったから、今まで私が演じてきたなかで一番好きなシーンのひとつだと思います」
俳優に流れを任せるクリエイターの自由なアプローチで、素晴らしいシーンが生まれたようだ。
共演者との信頼関係も厚い
またストームは、ルー役のゼンデイヤと母親レズリー役のニカ・キングとの絆についても言及。
「ニカ・キングとゼンデイヤとは、本当に慕い合っているんです。お互いを心から気にかけているし、私たちのシーンはすごくリアルだから、カットされることなく生々しいのだと思います。それは、私たちが実際に感じている感情だからです」
ファンの絶大なる支持に加え、批評家からも高い評価を受けている『ユーフォリア』は、エミー賞やゴールデングローブ賞で数多くのノミネートと受賞を果たし、シーズン3への更新が決定。2023年後半に撮影開始の予定だ。
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Photo:『ユーフォリア/EUPHORIA』© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.