アメリカドラマ視聴率ランキング｜『NCIS』休みの裏で『ヤング・シェルドン』がトップに（11月27日更新）

全米視聴率ランキングのトップ10（ニールセン調べ）が発表された。

『ヤング・シェルドン』＆『ビッグバン★セオリー』の最大の違いとは？

米CBSの大人気シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の主人公の一人、シェルドン・クーパーの幼少時代を描く前日譚ドラマ『ヤング・シェルドン』。スピンオフは本家の世界観が反映されているものの、オリジナル版とはかなり大きな違いがある。その点について、米Screen Rantが分析し...

11月7日（月）からの週の順位は以下の通り。8日（火）に2年後の大統領選挙を大きく占う中間選挙が行われる中、ドラマは5作品がランクインしている。

【ドラマ作品トップ】『ヤング・シェルドン』がシーズン2番目の成績

『NCIS ～ネイビー犯罪捜査班』と『FBI：特別捜査班』がお休みの中、ドラマ作品のトップに立ったのは『ヤング・シェルドン』。12シーズン続いた『ビッグバン★セオリー　ギークなボクらの恋愛法則』と同じく、6シーズン目に突入しても安定した人気を誇る同作は、第7話「A Tougher Nut and a Note on File」でシーズン2番目に多い視聴者数となる714万人を獲得している。

Sheldon nearly "hulked out" on last night's #YoungSheldon— if you missed it, get in the know and catch up here: https://t.co/zM3jFjrijM pic.twitter.com/b9WrexZHeu

— Young Sheldon (@YoungSheldon) October 7, 2022

そして、CBSで『ヤング・シェルドン』に続けて放送されているシットコム『GHOSTS（原題）』が、ドラマとして2番目の座につけた。イギリスのBBCで放送されている同名ドラマのアメリカ版リメイクで、この秋からシーズン2が開始。多くの幽霊が住み着く家で暮らすことになった夫婦と幽霊たちとのドタバタを描いており、幽霊が見える妻役にホラーコメディドラマ『iゾンビ』に主演したローズ・マクアイヴァーが、幽霊が見えない夫役にアクションコメディ映画『フリー・ガイ』でマウサーを演じたウトカルシュ・アンブドゥカルがそれぞれ扮している。同作の視聴者数はシリーズ開始当初は500万人台が多かったが、シーズン1の後半から徐々に数を増やし、シーズン2ではずっと600万人台をキープしている。固定ファンが増えてきているようで、今後要注目だ。

一方、総合8位の『イコライザー』は、10月から始まったシーズン3がこれまで毎回700万人前後の視聴者を引きつけていたにもかかわらず、この第5話「Blowback」は650万人を切る（645万人）ことに。今後巻き返せるのか気になるところだ。

『シカゴ』シリーズは中間選挙の割を食う？

また、この週は『シカゴ』シリーズのうち2作がそろってランクイン。トップ10常連の『シカゴ・ファイア』が620万人で総合9位に入ったのに続いて、圏内にあと一歩届かないことも多い『シカゴ・メッド』が603万人で同10位に滑り込んだ。これに対し、『シカゴ P.D.』は470万人にとどまっている。シリーズ3作すべてがシーズン最低の視聴者数を記録しているが、これは放送日が中間選挙と被った影響だろう。

なお、『グレイズ・アナトミー』は10日（木）の放送をもってシーズン19が一旦終了。オリジナルキャストの降板という報道も響いたのか、シーズン前半の最終話となった「Thunderstruck」は372万人にとどまっており、同シーズンはまだ400万人を超えたことがない。クロスオーバーした『STATION 19』の方がいい数字（400万人）をマークしていた。『グレイズ・アナトミー』シーズン後半は2023年2月23日からスタート予定だが、不振から抜け出すことができるだろうか。

ドラマ以外では、9日（水）にABCで放送された第56回カントリー・ミュージック・アワードが総合3位にランクイン。ケイティ・ペリー、キャリー・アンダーウッド、ケリー・クラークソンなどの豪華な顔ぶれがパフォーマンスを披露したこともあってか、前年より約10％増の視聴者数750万人を集め、同日のランキングで首位の座を手にしている。（海外ドラマNAVI）

参考元：ニールセン