“よく死ぬ俳優”ショーン・ビーン、『World On Fire』での運命を事前に確認

ついに日本上陸する英BBCの戦争ドラマ『World on Fire』には、“よく死ぬ俳優”としても知られているショーン・ビーンが出演している。彼自身も演じるキャラクターの生死は気になるようで、脚本家にその運命を確認したという。

第二次世界大戦時を舞台に、イギリスやポーランド、フランス、ドイツなど各国の一般人視点で混乱の中に生きる人々を描く戦争ドラマ『World On Fire』。『リトル・マーメイド』のジョナ・ハウアー=キングが主演を務める本作には、オスカー女優ヘレン・ハントや『ザ・クラウン』『ミセス・ハリス、パリへ行く』のレスリー・マンヴィルなど実力派俳優が脇を固めており、そのうちの一人ショーン・ビーンに注目が集まっている。

“よく死ぬ俳優”という称号を持つショーン・ビーン

これまで『ロード・オブ・ザ・リング』のボロミア役や『ゲーム・オブ・スローンズ』のネッド・スターク役などの大作で印象的な役を演じるも、ことごとく作品序盤で死亡していまい“よく死ぬ俳優”という称号を手にすることになってしまったショーン。新作が出るたびに、どれだけ長く生きられるか(=長く出演できるか)に注目が集まるショーンだが、『World on Fire』ではどうだろうか?

ショーン自身もキャラクターの生死は気になるようで、その命運を握るBAFTA受賞作家で本作の脚本を手掛けるピーター・ボウカーに電話をしたしたそう。そして、なんとかシーズン1では死なないことを確認したという。「電話で話したんだ。死なないよね?って。そしたら、彼らは“ない、ない、ない、問題ないよ!”って」

全7話の本作でショーンが演じる労働者階級の男ダグラス・ベネットは、これまで演じてきたどのキャラクターとも異なるようだ。ダグラスは2人の子供と共にマンチェスターに住む父親でバスの乗務員。第一次世界大戦中に数々のおぞましい殺戮を目撃してきた。結果、第二次世界大戦がはじまると良心的兵役拒否者、平和主義者になったのだった。ショーンは「精神的に過去に苦しめられている男が、なんとか持ちこたえて生きようとしている」と説明を加えた。

『World On Fire』は、11月18日(金)よりBS12トゥエルビにて日本初放送。

(海外ドラマNAVI)

参考元:Yorkshire Post

Photo:『World on Fire』🄫2019 Mammoth Screen Limited