その時代を代表する作品となった大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、ジョン・スノウを演じて大ブレイクを果たしたキット・ハリントンが、前日譚ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』について語った。
すごく気に入っている
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、本家シリーズで描かれた出来事の約200年前を舞台に、ウェスタロスを統治したターガリエン家の熾烈な王位継承争いが描かれるシリーズ。米The Hollywood Reporterのインタビューに応えたキットが、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の感想を述べている。
「作品を楽しんでいるよ。友達のミゲルが製作しているし、すごく気に入っている。彼らは素晴らしい仕事をしていると思うし、同じような分野で全く新しい番組を始めて、それを独自の作品にするのは難しい仕事だけど、彼らは完全にやってのけたと思うよ」と、スピンオフシリーズを称えた。
キットが言及したミゲルとは、ライアン・J・コンダルと共同クリエイターを務めるミゲル・サポチニクのことだが、今月上旬にサポチニクはシーズン1をもって降板を表明。製作総指揮としてシリーズには残留するが、米HBOとファーストルック契約を結び、新プロジェクトを開発していくことになる。
シーズン2以降はコンダルが単独でクリエイターの任務を担うが、サポチニクの降板を受け、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『MAD MEN マッドメン』などで監督を務めた、アラン・テイラーが製作総指揮で参加することが発表された。
後日譚ドラマも進行中
なお、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を称賛したキットも、『ゲーム・オブ・スローンズ』で演じたジョン・スノウを主人公にした後日譚ドラマ『SNOW(仮原題)』に主演することが決定している。このスピンオフに関しては、本プロジェクトがキットのアイデアにより始動したという情報以外は伏せられており、現在は脚本を準備している段階だという。あくまで現時点では企画段階にすぎず、実際にシリーズ化されるかどうかも未定だ。原作者によると他にも数多くのスピンオフが進行中とのことで今後の進捗状況に注視しておきたい。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はU-NEXTにて毎週月曜日に新エピソードが配信中。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』©Photo_Helen Sloan - HBO