『マンダロリアン』ベビーヨーダはギズモのパクリ?『グレムリン』監督がコメント

Disney+(ディズニープラス)で配信中の『スター・ウォーズ』シリーズのドラマ『マンダロリアン』に登場し、その愛らしさで世界中を虜にしたベビーヨーダことザ・チャイルドについて、ギズモを生み出した『グレムリン』のジョー・ダンテ監督が「完全にパクリ」とコメントした。米Deadlineほか複数メディアが伝えている。

たしかにそっくり?ギズモとベビーヨーダ

1984年に公開され、いまもなお幅広い世代に人気の『グレムリン』。クリスマス映画としても親しまれている本作の魅力に、キャラクターのギズモを挙げるファンも多いはず。そんな往年の名作を手掛けたダンテ監督は、新たに登場したアイコニックなキャラクターのベビーヨーダに物申したいことがあるようだ。

「映画が長く親しまれているカギを握るのは、本質的に赤ちゃんのようなこのキャラクター(ギズモ)だと思う」と米San Francisco Chronicleに話したダンテ監督。「もちろん、そのことからベビーヨーダの話にたどり着く。あれは完全に盗用で、まるパクリだ。恥ずかしげもなくね。僕はそう思うよ」

たしかにギズモとベビーヨーダを比べてみると、大きな目と耳といった愛らしい見た目や並々ならぬパワーの持ち主であることなど、共通点は確かに多く、キャラ被りは否めない。しかしベビーヨーダのそもそものインスピレーション源は、あくまでもヨーダ。ヨーダの初登場は1980年公開の『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』で、『グレムリン』が公開される4年前には既に存在していた。

インスピレーションはE.T.だった?!

加えて、『マンダロリアン』を率いるクリエイターのジョン・ファヴローは昨年Deadlineに対して、ベビーヨーダが着想を得たのは『E.T.』であることを明かしていた。「(製作総指揮・監督)のデイヴ・フィローニが『E.T.』の指と指をくっつけるシーンのようなスケッチをしてくれて、それがインスピレーションの元だよ」

Disney+で配信中の制作の裏側に迫るドキュメンタリー『ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ:マンダロリアン』でも実際に見ることのできるこのスケッチ。この他にも、たくさんのスケッチがあったが、時に可愛すぎたり、醜すぎたり、おかしなことになっていたりしたそう。

ダンテ監督が本気で腹を立てているのか、皮肉をこめた冗談で言ったのかは分からない部分もあるが、何にせよ、どちらのキャラクターもそれぞれの愛らしい魅力でこれからも人々を魅了していくことだろう。

ベビーヨーダの本名やヨーダとの関係性はこちら

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Photo:『マンダロリアン』(C)2020 Lucasfilm Ltd./『グレムリン』(C) Capital Pictures/amanaimages