ダニエル・デイ・キム、『リバーデイル』と同じアーチー・コミック原作の探偵ドラマを製作

『HAWAII FIVE-0』のチン・ホー・ケリー役などで知られるダニエル・デイ・キムが米CWにて企画が進んでいるアーチー・コミック原作の探偵ドラマの製作に参加するとDeadlineが伝えている。

米CWで実写化され、アメリカ国外ではNetflixオリジナルシリーズとして配信されている『リバーデイル』をきっかけに、日本での認知度も高まったアーチー・コミック。『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』『ケイティ・キーン』などのスピンオフも製作されるほど人気を集めた『リバーデイル』はシーズン7をもって終了することが発表されたが、CWは新たなアーチー・コミック原作シリーズの企画に動き出したようだ。

青春ノワールスリラーになる新作『Jake Chang(原題)』には『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』にも参加したオアン・リーとヴィエト・ヌエンが脚本チームとして参加。さらに『グッド・ドクター 名医の条件』を手掛けたダニエルの製作会社3ADも参加する。

『Jake Chang』の主人公は16歳のアジア系アメリカ人で私立探偵として謎を追う少年。高級化してきたチャイナタウンに住み、エリート私立高校に通うという設定で、人種的にも社会経済的にも多様な世界を描くという。青春メロドラマと美学的ネオンノワールが混ざったような作風で、評判、武術、運命、血筋、親の犠牲など、アジアのステレオタイプのほぼすべてを覆していくという。

アーチー・コミックの中でも例のない新しいキャラクターであるJake Chang。2月に商標登録され、4月にJake Changのコミックデビューが7月27日になると発表された。ベティとヴェロニカの「Mystery of the Missing Mermaid(原題)」にて初登場予定で、スケッチが公開されている。TVシリーズは単独作品としての製作が進行しており、『リバーデイル』ファイナルシーズンでキャラクターが紹介されるなど、クロスオーバー的に絡む予定は現時点ではない。

「アジア系アメリカ人によって作られ演じられる、アジア系アメリカ人のコンテンツの新しい波の一部になることができて我々は誇りに思い、光栄に感じています。」とリーとヌエンは声明を発表。キムは「3ADはリーとヌエンのような脚本家が指揮をとる作品で、アーチー・ユニバースに加わることができてとてもワクワクしています」とコメントした。

キャスティングなど今後の続報が入り次第、お届けしていきたい。ダニエル・デイ・キム俳優人生を綴った特別コラムもチェック。(海外ドラマNAVI)

Photo:ダニエル・デイ・キム©FAM008/FAMOUS