『ストレンジャー・シングス』は、ジブリ&『ハガレン』&『バイオハザード』に影響!?

Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の生みの親、ザ・ダファー・ブラザーズとTVプロデューサー佐久間宣行のスペシャルトーク映像が到着した。ジブリやアニメなど日本のカルチャーから受けた様々な影響と、シリーズへ込めた思いを語っている。

1980年代の小さな町で少年の失踪事件や不可解な出来事が勃発、少年たちが解決に立ち向かうミステリーアドベンチャー『ストレンジャー・シングス』。前シーズンから約3年ぶりとなり、先日配信開始となったシーズン4のVol.1は、Netflixシリーズの中で、配信後の初週末として過去最高の全世界視聴時間を記録、日本もTOP10にランクイン。

ダファー兄弟が日本のマンガやアニメを見始めたのは高校生の頃

この度、解禁された映像では、製作総指揮&監督&脚本のマット&ロス・ダファー兄弟が、本作のファンで『ゴッドタン』『あちこちオードリー』などの人気バラエティ番組を手掛けたTVプロデューサーの佐久間宣行と対談。『千と千尋の神隠し』『天空の城ラピュタ』などのジブリ作品や『鋼の錬金術師』『DEATH NOTE』に惚れ込んだエピソード、本作の脅威の象徴であるモンスターが『バイオハザード』からインスピレーションを受けたことなど、数多くの日本カルチャーについて語っている。

佐久間は“ジャンルの多彩さ”“カルチャーへの愛”“毎シーズン違うチャレンジがある”など多くの魅力を挙げ、「お会いできてとても嬉しいです! キャラクターの成長をずっと追いかけたくなるようなマジックがありますよね!」と『ストレンジャー・シングス』愛を語る。

そんな佐久間から日本カルチャーからの影響について尋ねられたダファー兄弟は、「日本のマンガやアニメを見始めたのは高校生の頃。『千と千尋の神隠し』が公開されたときに宮崎駿監督の作品に惚れ込みました。『天空の城ラピュタ』も大好きな作品の一つ。大学ではアニメにハマってたくさんの作品を見ました。『DEATH NOTE』から受けたインパクトは大きかったですね。あとは『鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST』も大好きです」と打ち明ける。

そして、彼らに根強く影響を与えた日本カルチャーは『ストレンジャー・シングス』にも取り入れられたようで、「『エルフェンリート』からの影響が一番大きいかもしれません。研究所から能力を持った少女が逃げてくる…という物語のきっかけが反映されています。ビジュアルはゲームからたくさん刺激を受けていて、裏側の世界の雰囲気やデザイン、灰が舞っている演出は『サイレントヒル』からインスピレーション。『バイオハザード』はすばらしいモンスター系のデザインが見られて、たくさんの影響を与えてくれました。あとは『AKIRA』! イレブンを描く上では、『AKIRA』から大いに刺激を受けました」と、日本発のゲームやアニメが取り入れられているとも解説した。

シーズン4では、“前シーズンで起きた衝撃の出来事”をきっかけに、おなじみのキャラクターたちは離ればなれになっており、それぞれの土地での物語が描かれていく。そんな新たなチャレンジについて佐久間も、「毎シーズンごとチャレンジがあることは本当にすごいと思います」とコメント。

それに対しダファー兄弟も「僕たちとしてもワクワクするチャレンジでした。これまでとは違う何かに挑戦して進化しなければいけなかったんです。彼らが一緒に力を合わせてモンスターと戦うことができないので、どうやって悪を倒したらいいのか―、これは僕らにとっても挑戦でした」と厳しい状況から生まれる物語の“面白さ”“醍醐味”を追求していくことで生まれたチャレンジであると明かした。

そんなダファーは、シリーズを通してのこだわりについて、「毎シーズンを“続編”のような気持ちで作っています。ひとつずつのシーズンが、それぞれ違う印象になっているんです。どのシーズンがお気に入りか、ファンの皆さんにぜひ熱く語り合ってほしいな」と思いを吐露。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は、シーズン1~シーズン4Vol.1までがNetflixにて独占配信中。シーズン4のVol.2は7月1日(金)に独占配信開始。

(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』