米AMCの大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』のスピンオフドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』。米AMCで放送されたシーズン7の後半エピソードをもって、あるメインキャストが降板することが明らかになった。米Deadlineなどが報じている。
シリーズに別れを告げたのは…
米AMCで5月29日(日)に放送されたシーズン7の第15話「Amina (原題)」をもって、シーズン1からレギュラーとして出演していたアリシア・クラーク役のアリシア・デブナム=ケアリーがシリーズに別れを告げた。奇しくも同エピソードは記念すべきシリーズ通算100話目のエピソードだった。
今月初め、アリシアは米Huluの新シリーズ『Saint X(原題)』に出演することが発表され、その当時、彼女が新作参加するということは『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』からの降板を意味する可能性が高いと推測されていた。
私の愛する『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』ファミリーへ
アリシアは自身のInstagramを通じて、ファンに感謝の言葉を綴った。
「私の愛する『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』ファミリーへ。今夜、私の人生を大きく変えたアリシア・クラークの旅が終わりを告げます。
どこから始めてらいいのでしょうか…。長い間この作品に携わってきて、どのような旅路だったかを言葉で伝えるのは不可能でしょう。この作品は私に多くのものを与えてくれました。俳優として最高に素晴らしいトレーニングの場でしたし、成長し学ぶ機会を与えてくれました。たくさんの刺激的で才能豊かな人たちと一緒に仕事ができたことは光栄でした。また、監督業などの新しい機会も与えられ、私を応援してくれる素晴らしいファンの方々との絆も深まりました。エキサイティングで、チャレンジングで、楽しくて、大変で、そして刺激的でした。
このクレイジーな旅路を始めたとき、私は21歳でしたが、7年という期間で100話を終えた28歳の今、俳優として、そして人として前に進むときが来たと思いました。私たちの仕事の本質として、新しい挑戦、新しい機会を求め、自分自身のための新しい章を切り開くことが必要でした。長い間、素晴らしい作品の一部として関われたことはとても幸運でしたが、さらに大きく成長するための私の選択を理解して、尊重してくれることを願っています。皆さんのおかげで私は今ここにいることができ、とても感謝しています」
また、スタッフたちへの感謝の言葉も述べた。
「ショーランナーのイアン・ゴールドバーグとアンドリュー・チャンブリスと何年もかけてたくさん話し合い、アリシアの物語を締めくくるのにふさわしい方法を見つけたと思います。美しく、希望に満ち、うまくまとめられています。そして、ロサンゼルスからバンクーバー、メキシコからテキサスまで関わってくれたクルーとキャストの皆さん、皆さんが教えてくれたこと全てに感謝しています。皆さんをとても愛していますし、皆さんが私の側にいてくれたことをとてもありがたく思っています。この先どのようなものを生み出してくれるのか、とても楽しみです。
そして、どんな時も私のそばにいてくれた私の味方(皆さん誰のことかはご存知ですよね)、私は皆さんに一生感謝し続けます。少し寂しいですが、この時が来たのです。今までありがとうございました。みんなに愛を込めて」
アリシアが最後の出演となった『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』シーズン7は、現地時間6月5日(日)にAMCで放送される第16話でシーズン終了となった。
『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』は打ち切りになるの?
メインキャストの1人が去った『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』だが、打ち切りではなく、シーズン8への更新が決定済み。2022年6月頃から撮影をスタートさせ、2023年初頭には本国にて放送開始となる見通しだ。シーズン8では、長いこと探し求めていた場所「パドレ」についての詳細が明らかになるとのこと。
なお、日本ではAmazon Prime Videoにてシーズン7の前半エピソードまでが配信中。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』© Lauren "Lo" Smith/AMC © 2019 AMC Film Holdings LLC. All Rights Reserved.