『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』ブライアン・ディーツェン、あのキャラとの別れを振り返る

米CBSの人気ロングラン犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1より、ジミー・パーマー博士役を演じているブライアン・ディーツェンが、あの重要キャラクターとの別れが今も番組に影響していると胸中を語っている。

(※これ以降は、シーズン19の展開に関する情報があるのでご注意ください)

2022年10月に放送されたシーズン19第4話「Great Wide Open(原題)」をもって、シーズン1よりNCISチームを牽引してきた番組の顔ともいえるギブス捜査官役のマーク・ハーモンが降板。その衝撃の別れから半年以上経った今も、ギブス退場の影響は続いているようだ。米TV Insiderのインタビューに応じたブライアンが、次のように答えている。

ギブスが去った後の最初のエピソードで、ジミーがダッキー(デヴィッド・マッカラム)を検死解剖の手伝いのために呼び出しました。そのエピソードが4分の3ほど進んだところでジミーが彼に、“ここに残ってほしい。これ以上、物事を変えたくないんだ。ビショップ(エミリー・ウィッカーシャム)とギブス、僕の妻とも、あまりにも多くのことが変わってしまった。お願いだから残ってくれない?”と言ったのは素晴らしい演出だったと思います。

するとダッキーが、“すべては変化する。それは生命の証しで、成長して変化することが生き続ける証しなんだ。そして、ギブスが今やっていることを応援してあげることが、僕たちが示すことのできる最大の愛の証しなんだよ”と名言を言うんです。

その言葉のおかげで、ジミーはギブスが去るという決断に納得するのですが、だからといってギブスがいなくなることが寂しくない訳ではありません。ジミーはギブスと長年にわたって親交があり、彼には何度も助けられました。

そして『NCIS』は、いつも僕たちが言っているように、家族の絆を否定することはできません。その点では家族が離れていっても、もう自分たちの人生の一部ではないということにはならないのです。ただ、日々の生活の一部ではなくなっただけなのです。

正直なところ、(ギブスの最後の出演ではジミーとの別れのシーンがなかったため)それは残念でしたが、これ以上にない素晴らしい別れを描いたエピソードだったと思います。

そして、シーズン19で脚本も手がけたブライアンは、次のシーズンでもペンを執りたいとコメントしている。「今年のエピソードは良い反応があったし楽しんでやれたから、もう一度やりたいと頼んだら、“もちろん、やりましょう”と言ってくれました」と答え、さらなる脚本への参加にも意欲を見せていた。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン19は残すところ1話となり、5月23日(月)に最終話が放送予定。日本ではFOXチャンネルにて放送中。(海外ドラマNAVI)

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