【ランキング】『CSI』シリーズ捜査官キャラクター、最も敏腕なのは誰?

ジェリー・ブラッカイマー製作総指揮の大ヒット犯罪捜査ドラマ『CSI』シリーズ。2000年にシリーズ1作目『CSI:科学捜査班』の放送がスタートし、それから20年以上が経って新シリーズ『CSI:ベガス』も製作されるなど、今なお世界中で多くのファンを持つドラマシリーズだ。

以前のランキングでは、過去シリーズ4作品、『CSI:科学捜査班』『CSI:マイアミ』『CSI:NY』『CSI:サイバー』に登場したCSIチームを指揮する主任たちの有能さをご紹介したが、今回はCSIチームのメインメンバーである捜査官たちの敏腕さを独断と偏見でランク付け。

対象は捜査官と限定したが、分析官、検視官、刑事らを含めて自分でランキングを考えてみるのも面白いので、ぜひシリーズを見返してみてはいかがだろうか。(※キャラクターに関して重大なネタバレを含みますのでご注意ください)

最も敏腕なのは誰?『CSI』シリーズ捜査官キャラクター

10位:レイモンド・ラングストン

『CSI』ranking_10位:レイモンド・ラングストン

『CSI:科学捜査班』シーズン9~11に登場。
西ラスベガス大学の教授として犯罪学を教えていた際にある事件でグリッソムと関わり、グリッソムが引退する際にラスベガス市警CSIチームにスカウトされた。レベル1の新人捜査官として加入し、専門分野は犯罪学・医学。

かつて病理専門医だったこともあるため、医学の面について造詣が深く、検視解剖をすることもできる。当初は指紋採取に失敗するなど新人として現場捜査の洗礼を受けていたが、シーズン10ではレベル2に昇進するなど成長著しく、ジキルやハスケルといった凶悪犯罪者たちと対峙する。

人道主義者で真面目ながら、ユーモアやおちゃめなところもある。一方で、攻撃的な性格を遺伝しているという精神面での不安もあり、そこをハスケルにつけ込まれてしまうことになる。

9位:シェルドン・ホークス

『CSI』ranking_9位:シェルドン・ホークス

『CSI:NY』シーズン1~9に登場。
NY市警の検視官だったが、のちにCSIの捜査官に異動する。NY市警CSIグレード3捜査官。専門分野は検視。

ニューヨークのハーレム出身で、飛び級によりわずか18歳にて大学を卒業し、24歳で外科医の資格を取得した天才。かつて救急医療室での勤務中に2人の患者を失ったことで、経験が浅く知識だけで命を救うプレッシャーに耐えられず、検視官へと転職する。その後、CSIの捜査官として現場への異動を申し出て、シーズン2より捜査官として活動する。

性格は穏やかで冷静、知的かつクール。医学と検視官としての卓越した知識を生かした現場捜査を得意としている。しかし、精神的に脆い面もあり、医療ボランティアに従事することで精神的負担となる事件を忘れようとする一面もある。

8位:エリック・デルコ

『CSI』ranking_8位:エリック・デルコ

『CSI:マイアミ』シーズン1~10に登場。
マイアミ・デイド郡警察CSIチーム所属の捜査官。専門分野は水中捜査、指紋採取、薬品分析。

車両回収業者だった時代に警察への捜査協力で見せた洞察力をホレイショに買われ、警察官への道を目指す。水泳でオリンピックを目指したくらいアスリート能力が高く、CSIチーム所属前はマイアミ・デイド郡警察の水中捜査班だったため、マイアミ中の水路を熟知している。明るく陽気な性格のムードメーカーで、同じチームのカリーとは恋愛関係に発展。シーズン4ではホレイショと姉マリソルが結婚したため、ホレイショと義理の兄弟となる。

両親がキューバからの亡命者ということもあり、移民関係の事件では感情的になってしまことも。また、一時期、CSIを退職して被告側の鑑定人となったことでCSIチームと対立関係に陥ったこともある。

7位:カリー・デュケーン

『CSI』ranking_7位:カリー・デュケーン

『CSI:マイアミ』シーズン1~10に登場。
マイアミ・デイド郡警察CSIチーム所属の捜査官。専門分野は弾道学・弾道分析、火気・銃器。

幼少時代から、保安官代理だった父親デュークから銃の扱いを学び、ニューオーリンズ警察時代にはその専門分野から“弾丸ガール”の異名を取った。仕事以上に趣味として銃や弾丸に興味を持つ銃オタクでもある。CSIチーム所属前はパトロール警官で、州の研究施設でも働いていた。その後、ホレイショが指揮する、CSIチームの前身であるマイアミ・デイド郡警察の特別捜査班へと異動し、ホレイショにその知識を認められる。

アルコール依存症の父親や恋愛など、プライベートで悩まされることが多い。同僚のデルコとも恋愛関係に発展。

6位:グレッグ・サンダース

『CSI』ranking_6位:グレッグ・サンダース

『CSI:科学捜査班』シーズン1~最終章に登場。
当初はラスベガス市警CSIチーム分析官だったが、のちにレベル1の新人捜査官となる。専門分野は実験・分析。

ラボの責任者であり、実験・分析を行う分析官としてチームに貢献してきたが、現場での捜査を望み、シーズン5で見習い期間を経て適正試験に合格し正式に捜査官となる。現場での経験不足のためか失敗も多かったが、やがてレベル3にまで昇格。

幼少の頃から科学者を目指し、スタンフォード大学を飛び級で卒業。ロックなどのアメリカ・ポップカルチャー全般に詳しく、多趣味な知識が事件解決にも役立っている。派手なシャツを好む陽気者だが、空気が読めない冗談を飛ばしたりしてしまうこともしばしば。ホッジスら分析官をからかうことも多いが、シーズンが進むにつれて少しずつ大人へと成長していく。

5位:ダニエル・クラミッツ

『CSI』ranking_5位:ダニエル・クラミッツ

『CSI:サイバー』シーズン1~2に登場。
ワシントンD.C.にあるFBI本部サイバー犯罪課に所属するFBI捜査官。ソフトウェアだけでなくハードウェアにも精通しているFBIコンピューター・エキスパート。

知識と経験も豊富なテクノロジーの天才で、機転も利く優秀なホワイトハッカー。自らコンピューターを操作するだけでなく、FBIのチームと共に現場での捜査も行う。また、サイバー犯罪課の他の職員を指揮してハッキングに対抗するなど、指揮能力も有している。

やや内向的でオタク気質だが、真面目で正義感もあるため、元ブラックハッカーであるチームメンバーのブロディ・ネルソンとしばしば対立することも。両親を殺されたことで心に闇を抱えており、姉フランシーヌともどもある事件に巻き込まれてしまう。

4位:ウォリック・ブラウン

『CSI』ranking_4位:ウォリック・ブラウン

『CSI:科学捜査班』シーズン1~9に登場。
ラスベガス市警CSIチーム レベル2捜査官として登場後、レベル3へと昇格する。専門分野はオーディオ・ビジュアル分析。

才能豊かで上昇志向が強く、仲の良いニック・ストークスとどちらが先にレベル3へ昇進するかを競っていた。グリッソムから高く買われており、彼が学会で不在の時には主任代理を任されたこともある。チーム内で唯一のベガス出身者で、賭けの集金人として大学の学費を稼ぎながら学位を取得していたこともあり、ベガスの裏の顔についても詳しい。父親を知らず、母親も早くに亡くしたため、祖母に育てられた。その境遇から少年少女に優しい。

ギャンブル癖があり、シーズン当初から何度かトラブルに巻き込まれる。そのため、CSIを退職することも考えていたが、グリッソムに引き止められ、ギャンブル癖を克服して生まれ変わろうとする。しかしシーズン9で、ある事件の凶弾に倒れて殉職。

3位:ステラ・ボナセーラ

『CSI』ranking_3位:ステラ・ボナセーラ

『CSI:NY』シーズン1~6に登場。
NY市警CSIグレード1捜査官で、CSI内ではマックに次ぐ地位で彼をサポートする立場でもある。専門分野は多岐にわたる。

マックが最も信頼を寄せており、彼から「最高の科学捜査官だ。君がいなければこの仕事はやっていけない」と称されるほどの優秀な捜査官。ただし、マック同様にワーカーホリックなところもある。マックに対してもはっきりとものを言う性格で、知性と知識、行動力と決断力、独立心を兼ね備えており、“自由の女神”の愛称で呼ばれる。

ギリシャ系とイタリア系のハーフで地元ニューヨーク出身だが、孤児として児童養護施設で育つ。身寄りがないことから、犯罪の被害者に同情的。シーズン7の第1話にて、NY市警CSIを離れ、ニューオーリンズのチーフとなったことが手紙により語られる。

2位:ニック・ストークス

『CSI』ranking_2位:ニック・ストークス

『CSI:科学捜査班』シーズン1~15に登場。
ラスベガス市警CSIチーム レベル2捜査官として登場後、レベル3へと昇格する。専門分野は毛根・繊維分析で、のちにグリッソムの後を継いで昆虫学も究めている。

ダラス出身で、父親が判事、母親が公選弁護人という裕福な家庭の生まれ。ダラス市警の警官からCSIへ異動するが、その1年後に両親の名声から離れようとラスベガス市警へと移り、メンバーとなる。グリッソム引退後も長年ラスベガス市警CSIチームを支え続けたナイスガイ。後輩の面倒見も良いが、女性に甘いところがある。

ある事件で誘拐されて生き埋めにされたことがトラウマになっている。主任補佐となるもののラングストン事件の責任を取って同職から外されてしまうが、シーズン15のラストでサンディエゴCSI主任に指名され、皆から祝福されながら新天地へと旅立った。

1位:サラ・サイドル

『CSI』ranking_1位:サラ・サイドル

『CSI:科学捜査班』シーズン1~最終章(一部ゲスト出演)に登場。
ラスベガス市警CSIチーム レベル2捜査官として登場後に、レベル3へと昇格する。専門分野は要素・元素分析。

ハーバード大学院で理論物理学を専攻していた才女。サンフランシスコ科学捜査研究所に勤務していたが、ウォリックが起こしたある不祥事の内部監査役を務めるほか、チームの人手不足を補うため、グリッソムに引き抜かれる。シーズン8である事件の影響からラスベガス市警CSIチームを去ることになるが、シーズン10で復帰。最終章では、D.B.ラッセルの後任としてラスベガス市警CSIチームの主任となる。

非常に優秀で負けず嫌い。ぶっきらぼうでサバサバしたところもある。仕事熱心な完璧主義者だが、プライベートを犠牲にしているのではと悩むこともあり、グリッソムにも心配されている。女性や動物などの弱者が事件に巻き込まれると、犯罪者に対して感情的になってしまう。プライベートでは、グリッソムと師弟関係以上の関係を持つことになるが、最終的には…。

なお、『CSI:科学捜査班』の続編となる『CSI:ベガス』は日本ではWOWOWにて放送中。『CSI:科学捜査班』や『CSI:マイアミ』、『CSI:NY』『CSI:サイバー』はHuluにて配信中

(豹坂@櫻井宏充)

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Photo:『CSI:科学捜査班』© CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. /『CSI:NY』© 2014 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved./『CSI:サイバー』© 2015 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved./(C)Everett Collection/amanaimages