『ダンボ』マイケル・キートンが魅せるヴィラン"ヴァンデヴァー"の正体とは

ディズニーとティム・バートン監督が、国や世代を超えて愛され続ける名作『ダンボ』を実写映画化した最新作『ダンボ』が3月29日(金)に公開となる。この度、本作に登場するヴィランを演じたマイケル・キートンが「家族がいないことから、心が腐食しているんだ」と、悪に染まっていった真相を言及した。

これまでのディズニー作品には、悪い心を持っているがどこか魅了される数多くのヴィランが登場してきた。動物の子どもの宿敵であるヴィランとして目覚ましいのは、『101匹わんちゃん』のクルエラや、『ライオン・キング』のスカーが挙げられる。クルエラは、ダルメシアンのコートの毛皮を作るという欲望のために、子犬たちを執拗に追いかける。また、スカーは動物たちの王国の王になりたいがために、手下のハイエナたちを連れて、ムファサとシンバ親子を亡き者にしようと画策する。どちらも自身の欲の為なら手段を選ばない悪役っぷりである。

そんなヴィランたちに続き、本作にダンボの宿敵として登場するヴィランが、口の上手い事業家V.Aヴァンデヴァーだ。彼は空飛ぶ象ダンボに目を付け、金儲けを裏で企てようとする策略家。そんなヴァンデヴァーを演じるのは、『ビートルジュース』、『バットマン』そして『バットマン リターンズ』で、バートン監督とタッグを組んできた名優マイケル。マイケルは「ヴァンデヴァーは巧みに悪い部分を他人にばれないようにしている。ダンボを自分の利益のための対象としか見ていないんだ」と、これまでのヴィラン同様、欲が強く人をダマすことが得意なキャラクターであることを明かす。

続けて、「ヴァンデヴァーがよくない態度をとる理由は、本当の意味で家族を持ったことが一度もないからなんだ。孤独で心の奥深くが腐食しているんだよ」と、本作で描かれるダンボ親子やダンボを支えるホルト一家とは正反対である"孤独"な環境がヴァンデヴァーのキャラクターを形成していったことを分析する。

このキャラクラーを演じたことについて「皮肉なことに、私は象が大好きなんだ。本当に象が大好きだから、"これはできない。無理だ。この悪者をやるなんてできない"と思ったよ」と、実は生粋の象好きであったことから、ダンボを利用しようとする役を演じるのに悩んでいたことを語る。続けて「私は実際に、象牙の密漁と闘う団体にも関わっているんだ。そんな私がキュートな小象を全く不当に扱う人物を演じるんだよ!」と、現実世界では役柄とは正反対で"ダンボ"を守る立場であった事実を明かした。

ディズニーとバートンが奇跡の映像美で実写化する"新たな『ダンボ』の物語"はどのような胸を高鳴らせる体験を届けてくれるのか――?(海外ドラマNAVI)

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『ダンボ』
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